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エネルギー業界の今を発信する系統用蓄電池(BESS)ニュース
通称:ベスニュース
(本サイトに掲載している記事は、転載・引用が可能です。)

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作成日:2026.09.09

更新日:

中級

市場・価格

※本記事は、作成日または最終更新日時点で公表されている制度情報・数値・資料に基づいて作成しています。

セルは25年で97%安くなり、生産の85%は中国に寄った——IEAが数えたリチウムイオン電池の25年

セルは25年で97%安くなり、生産の85%は中国に寄った——IEAが数えたリチウムイオン電池の25年 サムネイル

国際エネルギー機関(IEA)が2026年9月7日、コメンタリー「The rise of lithium-ion batteries」を公表した。市場規模は1500億ドル超、需要は2000年の約1000倍、セル平均価格は同期間に97%下落した。生産の集中も数字で示され、リチウムイオン電池生産の85%、電気自動車生産の70%超が中国に寄っている。ただし内容はEVが中心で、系統用蓄電池に限った導入量や価格は示されていない。だから調達価格の根拠には使えないが、これから10年の前提を置き直す材料にはなる。

読了目安:約6分対象読者:中級(蓄電池の調達・投資判断に携わる事業開発担当、EPC、金融)種別:国際機関レポートの読み解き

セル平均価格
97%下落2000年から2025年まで
世界の電池需要
約1000倍2025年・2000年比
市場規模
1500億ドル超リチウムイオン電池市場
電池生産に占める中国
85%EV生産は70%超が中国
図解サマリー(3行)

何が起きたか:IEAが2026年9月7日、リチウムイオン電池の25年を数字で整理したコメンタリーを公表した。セル平均価格は97%下落、需要は約1000倍、生産の85%が中国に集中している。

なぜ重要か:系統用蓄電池の事業計画は、セル価格が下がり続ける前提と、調達先が特定の国に寄っている前提の両方の上に立っている。その両方に世界機関の数字が付いた。

何をすべきか:この数字を「電池全体の世界平均」として扱う。調達価格の根拠には使わず、長期トレンドと供給網リスクの前提として使う。国内の数値は国内の一次情報から取る。

蓄電池の事業計画には、たいてい2つの前提が置かれている。ひとつは「セルは今後も安くなる」。もうひとつは「必要なときに必要な量が買える」。IEAのコメンタリーは、その両方について過去25年に何が起きたかを数字で並べたものである。未来を予測した文書ではない。

25年で97%——価格の下がり方

IEAは2つの区間で価格を示している。2000年から2010年までの10年で、世界の電池需要は10倍を超えて増え、同じ期間にセル平均価格は約80%下がった。原文は「fell by around 80%」である。理由としては規模の経済と技術改良が挙げられている。

そして2025年までを通すと、需要は2000年の約1000倍(原文「almost 1 000 times its 2000 level」)、セル平均価格は97%下落(原文「average cell prices had fallen by 97%」)となる。今日の市場規模は1500億ドル超(原文「more than USD 150 billion」)と書かれている。

リチウムイオン電池のセル平均価格が2000年から2025年で97%下落し、需要が約1000倍になったことを示した図。
図1:セル平均価格は2000年から2025年で97%下落し、需要は2000年の約1000倍になった。いずれも電池全体の世界平均・総量である。出典=IEA "The rise of lithium-ion batteries"(2026年9月7日)。作図=BESS NEWS編集部。

ここで注意がいる。これらはいずれも電池セル全体の世界平均である。定置用と車載用を分けた数字ではないし、系統用蓄電池に限った価格は示されていない。市場規模の用途別・地域別の内訳も、このコメンタリーには載っていない。

技術が先にあって市場が来たのではない

コメンタリーが辿る経緯は、技術単独の話になっていない。研究が始まったのは1973年から1974年の石油危機の後で、最初の商用前試作の特許が1986年、商品化が1991年である。ここまでで18年かかっている。

自動車への応用も一直線ではなかった。1996年に日産がプレーリージョイを試作し、2年後にアルトラを商用規模で生産した。2008年にテスラがロードスターを出し、2010年に日産リーフが10万台を超えて売れた最初の電気自動車になった。それでも2010年の時点では、リチウムイオン電池産業を率いていたのは日本と韓国の企業だった、とコメンタリーは書いている。

この「2010年時点では日韓」という一文が、次の節の数字の重みを決めている。

15年で、生産の85%が中国に寄った

現在の中国は世界最大の自動車生産国かつ輸出国であり、世界の電気自動車生産の70%超、リチウムイオン電池生産の85%を占める。さらに、中国の上位2社だけで世界生産の過半を占める(原文「the two largest Chinese battery producers alone account for more than half of global production」)。社名はこのコメンタリーには書かれていない。

リチウムイオン電池生産の85%、電気自動車生産の70%超が中国に集中し、中国上位2社で世界生産の過半を占めることを示した図。
図2:電池生産の85%、EV生産の70%超が中国に集中している。中国の上位2社だけで世界生産の過半を占める。出典=同上。作図=BESS NEWS編集部。

どうやってそこに至ったかも数字で示されている。電気自動車は4次にわたる五カ年計画で戦略的新興産業に位置づけられ、第12次五カ年計画(2011年〜2015年)から始まり、2015年の「中国製造2025」が電気自動車を10の産業重点のひとつに挙げた。消費者向け補助金が2013年、購入税免除が2014年に入り、EV販売は2013年の2万台未満から2016年には30万台超へ伸びた。国内の電池メーカー数は2013年から2015年で3倍になり、2016年に217社でピークを打っている。

調達側から見て効いてくるのは、2015年から2019年までの運用である。EV補助金は、承認された供給業者の電池を積む車にだけ出ていた。そしてその供給業者はすべて中国企業だった、とコメンタリーは書いている。需要側の政策が、そのまま供給側の顔ぶれを決めた期間が5年あった、ということになる。

2023年、電池がエネルギー特許の40%を占めた

もうひとつ、規模の話とは別の数字が置かれている。2023年、世界の電池関連特許はエネルギー分野の全特許の40%を占めた。コメンタリーはこれを「a level never commanded before by any single energy technology」と表現している。単一のエネルギー技術がこの水準を取ったことはこれまでない、という言い方である。

特許の比率がそのまま製品の改良速度になるわけではない。ただ、研究開発の資源がどこに集まっているかの指標にはなる。仕様が変わり続ける前提で調達と設計を組む理由にはなるだろう。

このコメンタリーが言っていないこと

記事を書くうえで、書かれていない範囲をはっきりさせておく。

IEAのコメンタリーに書かれていることと、系統用蓄電池について書かれていないことを分けて整理した図。
図3:このコメンタリーに書かれていることと、書かれていないこと。系統用蓄電池に限った導入量・価格は示されていない。出典=同上。書かれていないことの整理は作図=BESS NEWS編集部。

系統用蓄電池に限定した導入量・コスト・セル価格の個別数値は、このコメンタリーには示されていない。本稿ではこれらを未確認として扱う。定置用と車載用の価格差にも触れていない。日本国内の数値も出てこない。

触れているのは、電池が「automotive industry, power grids, data centres, drones for defence, robotics and other sectors」の中核になった、という位置づけまでである。電力系統は列挙のひとつとして出てくるが、導入量の分析はEVに寄っている。

日本の系統用蓄電池に、どう効くのか

ここからは一次情報の事実をもとにした編集部の読み解きである。コメンタリーに書かれた事実ではない。

97%という下落幅は、25年という長さで見た結果である。事業計画に落とすときに効くのは下落幅そのものではなく、「下がり続けてきた」という事実のほうだろう。10年、20年の運転期間を前提に投資判断をするとき、更新用セルの価格が据え置きだと置くのか、下がると置くのかで内部収益率は動く。コメンタリーはその根拠にはならないが、少なくとも「下がってきた」側に世界機関の数字を1本置ける。

85%のほうは、逆向きの効き方をする。調達先が特定の国に寄っているという事実は、価格の話であると同時に、納期とリスクの話である。2015年から2019年の補助金運用が示しているのは、産業政策が供給の顔ぶれを直接動かした前例があるということでもある。日本でも経済安全保障推進法に基づく供給確保計画の認定を受けたメーカー製セルを優先約定の条件に置く動きが出ており、その文脈でこの85%を読むと意味が変わってくる。

いちばん実務的な使い方は、社内の前提資料でこの数字を引くときに「何の平均か」を書き添えることだと思う。電池全体の世界平均を系統用蓄電池の調達価格に読み替えると、根拠のない安値を前提にした計画ができあがる。

今から備えること

  1. 引用するときは範囲を書く。97%も85%も電池全体の世界平均である。社内資料に引くときは「セル全体の世界平均」と併記する。
  2. 調達価格の根拠には使わない。系統用蓄電池に限った価格はこのコメンタリーにはない。見積は見積で取る。
  3. 長期の感応度分析に使う。更新用セルの価格が横ばいの場合と下落する場合で、収益がどれだけ動くかを1枚にしておく。
  4. 供給網の集中をリスク表に書く。生産の85%、上位2社で過半という事実を、納期リスクの根拠として明示する。
  5. 国内の数値は国内の一次情報で取る。日本の導入量・価格は、経済産業省・OCCTO・執行団体の公表資料に当たる。

数値照合表

本文に出した値と表現を、一次情報の記載と1対1で対照した表である。

#項目本文の値一次情報(出典・該当箇所)
1市場規模1500億ドル超IEA Commentary(2026年9月7日)「the global lithium-ion battery market is worth more than USD 150 billion」
2需要(2025年)2000年の約1000倍IEA Commentary(2026年9月7日)「almost 1 000 times its 2000 level」
3セル平均価格(2000→2025年)97%下落IEA Commentary(2026年9月7日)「average cell prices had fallen by 97%」
4需要と価格(2000→2010年)需要は10年前比で10倍超、価格は約80%下落IEA Commentary(2026年9月7日)「increased over tenfold」「fell by around 80%」
5研究の始まり1973年から1974年の石油危機の後IEA Commentary(2026年9月7日)「in the aftermath of the 1973-1974 oil crisis」
6特許と商品化商用前試作の特許1986年、商品化1991年IEA Commentary(2026年9月7日)「a patent for the first pre-commercial prototype in 1986 and later a commercial product in 1991」
7日産リーフ10万台超を売った最初の電気自動車(2010年)IEA Commentary(2026年9月7日)「the first electric car to sell more than 100 000 units」
82010年時点の産業日本と韓国の企業が主導IEA Commentary(2026年9月7日)「as late as 2010, the global lithium-ion battery industry was still led by Japanese and Korean firms」
9EV生産に占める中国70%超IEA Commentary(2026年9月7日)「over 70% of the production of electric cars globally」
10電池生産に占める中国85%IEA Commentary(2026年9月7日)「85% of lithium-ion battery production」
11中国上位2社世界生産の過半IEA Commentary(2026年9月7日)「the two largest Chinese battery producers alone account for more than half of global production」
12EV販売の伸び2013年の2万台未満から2016年に30万台超IEA Commentary(2026年9月7日)「from less than 20 000 units in 2013 to over 300 000 in 2016」
13電池メーカー数2013年から2015年で3倍、2016年に217社でピークIEA Commentary(2026年9月7日)「tripled between 2013 and 2015, peaking at 217 in 2016」
14補助金の条件(2015〜2019年)承認された供給業者の電池を積む車のみ。すべて中国企業IEA Commentary(2026年9月7日)「available only to vehicles equipped with batteries produced from approved suppliers, all of which were Chinese」
15電池関連特許2023年に全エネルギー特許の40%IEA Commentary(2026年9月7日)「accounted for 40% of all energy patents in 2023」

よくある質問

Q1. IEAはリチウムイオン電池の価格がどれだけ下がったと言っているのですか。
2000年から2025年までにセルの平均価格が97%下落したとしています。前半の10年(2000年から2010年)では約80%の下落で、この間に世界の電池需要は10倍を超えて増えました。いずれも電池セル全体の世界平均です。
Q2. この97%を系統用蓄電池の調達価格の根拠に使えますか。
使えません。このコメンタリーは電池セル全体の世界平均を示したもので、系統用蓄電池に限った価格や導入量は示されていません。定置用と車載用の価格差にも触れていません。本稿ではこれらを未確認として扱っています。
Q3. 電池生産の中国への集中はどの程度ですか。
リチウムイオン電池生産の85%、電気自動車生産の70%超が中国とされています。さらに中国の上位2社だけで世界生産の過半を占めるとされています。社名はこのコメンタリーには記載されていません。
Q4. 中国はどのようにしてその位置に来たと説明されていますか。
電気自動車が4次にわたる五カ年計画で戦略的新興産業に位置づけられ、第12次五カ年計画(2011年から2015年)に始まり、2015年の「中国製造2025」で10の産業重点のひとつとされました。消費者向け補助金が2013年、購入税免除が2014年に導入され、EV販売は2013年の2万台未満から2016年には30万台超に伸びています。
Q5. 補助金と電池メーカーの関係について何か書かれていますか。
2015年から2019年まで、EV補助金は承認された供給業者が製造した電池を搭載する車両にのみ支給され、その供給業者はすべて中国企業だったと記載されています。国内の電池メーカー数は2013年から2015年で3倍になり、2016年に217社でピークを打ちました。
Q6. 日本と韓国の企業はいつまで主導していたのですか。
コメンタリーは「2010年の時点でも、世界のリチウムイオン電池産業は日本と韓国の企業に率いられていた」と書いています。現在の集中はそこから15年ほどで生じたことになります。
Q7. 電池関連の特許についてはどう書かれていますか。
2023年に世界の電池関連特許がエネルギー分野の全特許の40%を占め、単一のエネルギー技術がこの水準に達したことはこれまでないとしています。
Q8. 日本国内の導入量や価格はこのコメンタリーから分かりますか。
分かりません。日本国内の数値はこのコメンタリーには含まれていません。国内の導入量・価格は、経済産業省・電力広域的運営推進機関・執行団体などの国内の一次情報に当たる必要があります。

編集体制と事実確認プロセス

BESS NEWSの記事はこう作っています

  • BESS NEWSは一次情報主義を採ります。本稿の出典は国際エネルギー機関(IEA)が自ら公表したコメンタリー本文のみで、業界紙・ニュースサイト・プレスリリース配信の二次情報は用いていません。
  • 本稿の数値と引用は、原文の該当文を英語のまま特定したうえで訳しています。「数値照合表」には原文の表現をそのまま載せました。訳語の選び方で意味がずれうる箇所は、原文を併記して判断できるようにしています。
  • 記載が見当たらない事項は「未確認」と明記し、推測で埋めません。本稿では、系統用蓄電池に限った導入量とセル価格、定置用と車載用の価格差、日本国内の数値、中国上位2社の社名、市場規模の用途別・地域別内訳がこれに当たります。
  • 本稿が扱ったのはIEAのコメンタリー(解説記事)であり、統計年鑑や見通しレポートではありません。将来の価格見通しを示した文書ではない点に留意してください。
  • 「日本の系統用蓄電池に、どう効くのか」の節は、一次情報の事実に基づく編集部の解釈です。確定した見通しではありません。

出典(一次情報)

  1. IEA: The rise of lithium-ion batteries(Commentary・2026年9月7日)
  2. IEA: Commentaries
  3. IEA: Energy Technology
  4. International Energy Agency

※二次情報(業界紙・ニュースサイト・プレスリリース配信)は出典に用いていません。

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容量市場2030年度の参加登録は8月3日開始 ― 事業者情報の受付は8月7日まで、応札は10月13日から サムネイル

容量市場2030年度の参加登録は8月3日開始 ― 事業者情報の受付は8月7日まで、応札は10月13日から

OCCTOが2026年7月30日に公表したメインオークション募集要綱(対象実需給年度2030年度)で、参加登録から約定までの日程が確定した。最初の関門は事業者情報の登録受付で、8月3日から8月7日までの5日間しかない。

2026.07.30

市場・価格

容量市場の上限価格が倍増 ― 2030年度は31,366.5円/kW、指標価格(Net CONE)は20,911円/kW サムネイル

容量市場の上限価格が倍増 ― 2030年度は31,366.5円/kW、指標価格(Net CONE)は20,911円/kW

OCCTOは2026年7月30日、2026年度メインオークション(対象実需給年度2030年度)の需要曲線を決定・公表した。指標価格・上限価格はいずれも前回から+107.6%。倍増の起点はモデルプラントの基準年更新にあり、2030年度の容量収入の前提を組み替える必要がある。

2026.07.30

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EPRXが需給調整市場のΔkW上限価格10円への更新を告知 ― 2026年9月1日実需給分から適用 サムネイル

EPRXが需給調整市場のΔkW上限価格10円への更新を告知 ― 2026年9月1日実需給分から適用

電力需給調整力取引所(EPRX)は2026年7月30日、「需給調整市場のΔkW上限価格の更新について」を公表した。第4回電力安定供給ワーキンググループ 資料6の審議結果を受けた一部商品区分の単価更新で、適用は9月1日実需給分からである。

2026.07.30

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需給調整市場の価格改定、上限価格が15円→10円で蓄電池の収益はどうなる?【2026年9月1日適用案】〜正式公表前でも、蓄電池ビジネスの収支を「10円前提」で見直すべき理由〜

「容量市場に間に合わない?」〜コード取得済みでも要注意〜 蓄電池事業者が確認すべき【法人名義・参加区分・電源リスト】
〜事業者コードは最大3週間、系統コードは3〜4週間〜OCCTO資料から“参加登録の本当の落とし穴”を整理

電力広域的運営推進機関(OCCTO)は2026年7月7日、容量オークションへの参加を予定する事業者に対し、事業者コード、系統コード、クライアント証明書を早めに準備するよう注意を呼びかけました。

2026.07.30

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需給調整市場の価格改定、上限価格が15円→10円で蓄電池の収益はどうなる?【2026年9月1日適用案】〜正式公表前でも、蓄電池ビジネスの収支を「10円前提」で見直すべき理由〜

需給調整市場の価格改定、上限価格が15円→10円で蓄電池の収益はどうなる?【2026年9月1日適用案】
〜正式公表前でも、蓄電池ビジネスの収支を「10円前提」で見直すべき理由〜

資源エネルギー庁は、2026年7月14日の「第4回 電力安定供給ワーキンググループ」で、需給調整市場の一次調整力・二次調整力①・複合商品の上限価格を、15円から10円へ引き下げる案を示しました。適用時期は、2026年9月1日実需給分からとされています。

2026.07.24

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需給調整市場の上限価格を15円から10円へ―2026年9月1日実需給分から適用、蓄電池は値を下げても応札を続ける サムネイル

需給調整市場の上限価格を15円から10円へ―2026年9月1日実需給分から適用、蓄電池は値を下げても応札を続ける

電力安定供給ワーキンググループ第4回の資料6で、事務局は一次・二次①・複合商品の上限価格を現行15円/ΔkW・30分から10円へ引き下げ、2026年9月1日実需給分から適用する案を示した。前日取引化から約3か月たっても応札未達が続いていることが根拠である。

2026.07.14

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需給調整市場の2025年度「成績表」 ― 複合商品の総約定量は前年度比約9%減、単価は低下傾向 サムネイル

需給調整市場の2025年度「成績表」 ― 複合商品の総約定量は前年度比約9%減、単価は低下傾向

EPRX(電力需給調整力取引所)は2025年度の取引実績と取引監視レポートを公表した(2026年6月18日)。複合商品の総約定量は前年度比約9%減、北海道を除く平均約定単価はおおむね4円/ΔkW・30分以下で推移。明確な禁止行為は確認されなかったが、高値応札は継続監視の対象とされた。

2026.07.07

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【2026年7月1日改定】知らないと損する蓄電池の新ルール!〜申請忘れでペナルティ1

【2026年7月1日改定】知らないと損する蓄電池の新ルール!
〜申請忘れでペナルティ1.5倍も…!事業者必見の7つの注意点〜

2026年6月18日、EPRX(一般社団法人 電力需給調整力取引所)は、需給調整市場の取引規程類を2026年7月1日付で改定すると発表しました。

2026.06.30

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容量市場の外側で休止火力を維持する「予備電源」― 募集量は東100万・西68万kW、目安単価14,860円/kW サムネイル

容量市場の外側で休止火力を維持する「予備電源」― 募集量は東100万・西68万kW、目安単価14,860円/kW

電力広域的運営推進機関(OCCTO)は2026年6月17日、「予備電源募集に係る基本要件(2027年度・2028年度制度適用開始向け)」を公表した。募集量は50Hz東エリア100万kW・60Hz西エリア68万kW、応札単価の目安は直近3回の容量市場メインオークション上限価格の平均14,860円/kWで、2026年8月頃に募集要綱公表・応札が始まる。対象は送電端10万kW以上の安定電源(火力)に限定され、蓄電池は対象外である。

2026.06.17

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蓄電池にも追い風?需給調整市場「30分化」で複合商品の応札量30.3%増でも“足りない”理由〜市場参加の広がるチャンスと応札不足と出力制御対応の課題〜

蓄電池にも追い風?需給調整市場「30分化」で複合商品の応札量30.3%増でも“足りない”理由
〜市場参加の広がるチャンスと応札不足と出力制御対応の課題〜

電力広域的運営推進機関(OCCTO)は、2026年6月9日に第61回「需給調整市場検討小委員会」と第78回「調整力の細分化及び広域調達の技術的検討に関する作業会」の合同会議を開きました。

2026.06.16

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120万kWが蓄電池の“稼ぎ場”を変える? EPRX、東京エリアの調整力募集量を見直し

120万kWが蓄電池の“稼ぎ場”を変える? EPRX、東京エリアの調整力募集量を見直し
〜東京電力PGが揚水発電機の調整力を随意契約で確保、市場募集量から控除へ〜

EPRXは、東京エリアで揚水発電機を用いた随意契約が締結されたことに伴い、2026年5月26日実需給分から複合市場商品の募集量を見直すと告知した。

2026.06.04

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長期脱炭素電源オークション(2025年度応札)落札電源一覧 ― 系統用蓄電池19件の事業者・案件・容量 サムネイル

長期脱炭素電源オークション(2025年度応札)落札電源一覧 ― 系統用蓄電池19件の事業者・案件・容量

電力広域的運営推進機関(OCCTO)は2026年5月13日、長期脱炭素電源オークション(応札年度:2025年度・第3回)約定結果の別紙として「落札電源一覧」を公表した。脱炭素電源28件・LNG専焼火力4件の応札事業者名・案件名・電源種・落札容量が一覧化され、脱炭素電源28件のうち19件を系統用蓄電池が占めた。

2026.05.13

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長期脱炭素電源オークション(応札年度2025年度)約定結果の詳細 ― 蓄電池落札率46%・年度別分布・セル30%制限 サムネイル

長期脱炭素電源オークション(応札年度2025年度)約定結果の詳細 ― 蓄電池落札率46%・年度別分布・セル30%制限

電力広域的運営推進機関(OCCTO)は2026年5月13日、長期脱炭素電源オークション(応札年度:2025年度・第3回)の約定結果を公表した。脱炭素電源は約定総容量426.1万kW・約定総額4,748億円/年(過去3年平均)、蓄電池は応札125.1万kW・落札率46%。実需給年度別・発電方式別の落札容量と容量拠出金試算まで収録する公式結果資料である。

2026.05.13

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長期脱炭素電源オークションの応札価格監視(2025年度応札) ― 減額約4億円・取下げ約80億円と査定基準 サムネイル

長期脱炭素電源オークションの応札価格監視(2025年度応札) ― 減額約4億円・取下げ約80億円と査定基準

電力・ガス取引監視等委員会は、2026年1月に広域機関が実施した長期脱炭素電源オークション(応札年度:2025年度)について、落札候補全件(23者34電源)の応札価格を監視した結果を公表した。18者26電源に不認容項目を通知し、監視対象の当初約定総額約6,276億円/年に対し減額は約4億円/年、応札取下げ1件に伴う減額は約80億円/年である。

2026.05.13

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EPRX需給調整市場 取引規程 2026年7月1日改定案 ― 本則+別冊(二次調整力①・一次調整力・複合約定)を読み解く サムネイル

EPRX需給調整市場 取引規程 2026年7月1日改定案 ― 本則+別冊(二次調整力①・一次調整力・複合約定)を読み解く

電力需給調整力取引所(EPRX)は、需給調整市場の取引規程本則および別冊(二次調整力①・一次調整力・複合約定)について、2026年7月1日改定・同日実施とする改定案(全62ページ)を公表した。取引会員資格・リソース要件・事前審査(実働試験)・入札・約定処理・アセスメント・売買手数料等、蓄電池の市場参加ルールの根幹を定める制度文書である。

2026.05.11

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EPRX需給調整市場 取引規程 2026年7月1日改定案 ― 本則+別冊(三次調整力②・三次調整力①・二次調整力②)を読み解く サムネイル

EPRX需給調整市場 取引規程 2026年7月1日改定案 ― 本則+別冊(三次調整力②・三次調整力①・二次調整力②)を読み解く

電力需給調整力取引所(EPRX)は、需給調整市場の取引規程本則および別冊(三次調整力②・三次調整力①・二次調整力②)について、2026年7月1日改定・同日実施とする改定案(全62ページ)を公表した。取引会員資格・リソース要件・事前審査(実働試験)・入札・約定処理・アセスメント・売買手数料等、蓄電池の市場参加ルールの根幹を定める制度文書である。

2026.05.11

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容量市場のNet CONE見直しと「2段階シングルプライス(案A-2)」 ― ペナルティレート90時間化と蓄電池への影響 サムネイル

容量市場のNet CONE見直しと「2段階シングルプライス(案A-2)」 ― ペナルティレート90時間化と蓄電池への影響

制度検討作業部会の第114回会合に『第二十五次中間とりまとめ(案)』(全50ページ)が提出された。容量市場のNet CONE(指標価格)を最新の発電コスト検証WG値(約2.05万円/kW・上限約3.1万円/kW)へ見直す方向を整理し、2026年度メインオークションでは影響緩和措置として「2段階シングルプライス(案A-2)」を採用。ペナルティレートZは30時間から90時間へ見直される。

2026.05.08

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EPRX、需給調整市場の売買手数料が倍増へ〜2026年度は0.06円/ΔkW・30分、4月1日実需給分から適用〜

EPRX、需給調整市場の売買手数料が倍増へ
〜2026年度は0.06円/ΔkW・30分、4月1日実需給分から適用〜

ePRXは、2026年度の需給調整市場の売買手数料単価を0.06円/ΔkW・30分(税抜)に決定しました。2025年度の0.03円/ΔkW・30分(税抜)から、単価は2倍です。

2026.05.05

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長期脱炭素電源オークション(2025年度応札)約定結果 ― 蓄電池は応札125.1万kW・落札率46%、次回検討へ サムネイル

長期脱炭素電源オークション(2025年度応札)約定結果 ― 蓄電池は応札125.1万kW・落札率46%、次回検討へ

資源エネルギー庁と電力広域的運営推進機関(OCCTO)の共同事務局は、第73回容量市場の在り方等に関する検討会の資料3で、長期脱炭素電源オークション(応札年度:2025年度・第3回)の約定結果を報告した。脱炭素電源は約定総容量426.1万kW・約定総額4,748億円/年(過去3年平均)。蓄電池は応札125.1万kW・落札率46%だった。

2026.05.02

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IRENA『24/7 Renewables』を読む ― 太陽光・風力+蓄電池の「firm LCOE」が測るファーム化の経済性 サムネイル

IRENA『24/7 Renewables』を読む ― 太陽光・風力+蓄電池の「firm LCOE」が測るファーム化の経済性

国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、変動性の太陽光・風力を蓄電池(BESS)等と組み合わせて「ファーム化」(一定の信頼度で24時間365日供給可能にする)した電力の経済性を、新指標「firm LCOE(ファーム化均等化発電原価)」で評価する報告書を公表した。95%信頼度でのコスト推移(2020〜2035年)と火力との競争力を提示する。

2026.05.01

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電取委がJEPX規程変更に異存なし 2026年4月のスポット市場新システムで取引ルールはどう変わるか

電取委がJEPX規程変更に異存なし
2026年4月のスポット市場新システムで取引ルールはどう変わるか

2026-03-23、電取委(電力・ガス取引監視等委員会。電力市場を監視する国の委員会)は、JEPX(日本卸電力取引所)の業務規程変更について、経済産業大臣に「異存なし」と回答しました。JEPX側では、その後の2026-03-30改定版規程が公表されています。

2026.04.28

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世界の蓄電池導入は108GW・前年比40%増 ― IEAが“最速成長の電源技術”と位置づけ サムネイル

世界の蓄電池導入は108GW・前年比40%増 ― IEAが“最速成長の電源技術”と位置づけ

国際エネルギー機関(IEA)は年次報告『Global Energy Review 2026』(2026年4月公表)で、2025年に世界で108GWの蓄電池が新規導入され、前年比40%増・2021年比11倍に達したと報告した。LFPが導入の約90%、約80%が系統用(ユーティリティスケール)、中国が約60%を占める。日本の系統用蓄電池の技術選定・放電時間設計・調達戦略の前提となる一次データを読み解く。

2026.04.24

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容量市場のNet CONE・上限価格見直し ― 影響緩和は「二段階シングルプライス」案3が有力に サムネイル

容量市場のNet CONE・上限価格見直し ― 影響緩和は「二段階シングルプライス」案3が有力に

資源エネルギー庁は第113回制度検討作業部会(2026年4月3日)の資料5『容量市場について』で、指標価格Net CONEと上限価格の見直しに伴う影響緩和策として案2(Net CONE超はマルチプライス併用)と案3(二段階シングルプライス)を比較し、確実な供給力確保の観点から案3が望ましいと整理した。2027年度実需給向け追加オークションの開催判断、非効率石炭火力の稼働抑制誘導措置もあわせて議論された。

2026.04.03

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北海道で蓄電池を需給調整市場に出す前に ― 2入札方式不可・専用線受口上限、5つの参入制約を読み解く サムネイル

北海道で蓄電池を需給調整市場に出す前に ― 2入札方式不可・専用線受口上限、5つの参入制約を読み解く

北海道電力ネットワークは2026年3月12日付(第1版)で、北海道エリアの需給調整市場参加・余力活用契約締結にあたっての同社システム上の参入制約を公表した。単体ネガポジリソース(揚水・蓄電池)の2入札方式不可、専用線オンラインの受口数上限、20超のリスト・パターン不可、片方向のみの余力活用不可、専用線オンラインでの出力変化量指令不可 ― 蓄電池の市場参入・運用に直接効く制約が整理されている。

2026.04.01

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起動費は“後から精算”へ ― 需給調整市場の事後精算ルールを説明資料53ページから読み解く サムネイル

起動費は“後から精算”へ ― 需給調整市場の事後精算ルールを説明資料53ページから読み解く

電力需給調整力取引所(EPRX)は、需給調整市場における起動費等および経済差替時の扱いに関する事後精算の説明資料(全53ページ)を2026年4月1日付で修正した。不落ブロックの起動費・最低出力までの機会費用・停止再起動費用を属地TSOと事後精算する運用ルールは2025年4月1日実需給分から適用されており、今回の修正で経済差替分の精算と精算額の公表(第19項)が新たに加わった。

2026.04.01

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精算の前提は、この覚書 ― 起動費他事後精算に関する契約書のひな形(全13ページ)を読み解く サムネイル

精算の前提は、この覚書 ― 起動費他事後精算に関する契約書のひな形(全13ページ)を読み解く

需給調整市場で起動費等の事後精算を希望する取引会員が、属地の送配電事業者と締結する『需給調整市場(起動費他事後精算)に関する契約書の覚書』のひな形(2026年4月1日以降版・全13ページ)をEPRXが公開している。不落ブロック・約定間不落・起動費未回収分相当額・経済差替え・等分メリット単価分など30の用語を定義し、精算対象と提出様式を規定する契約実務の一次資料である。

2026.04.01

市場・価格

ルールブック改定、402ページ ― 取引規程(需給調整市場)Ver17の新旧対照表を読み解く サムネイル

ルールブック改定、402ページ ― 取引規程(需給調整市場)Ver17の新旧対照表を読み解く

電力需給調整力取引所(EPRX)は、取引規程(需給調整市場)の2026年4月1日改定(Ver17)の新旧対照表(全402ページ・本則+全6商品別冊)を公表した。第2条(定義)に起動供出機・持ち下げ供出機・起動費単価分・返還区分等を追加し、第36条(差替え)・第44条(返還情報の登録)を改定。起動費等の事後精算ルールと一体で機能する規程整備であり、需給調整市場入札の根幹規程の改定である。

2026.04.01

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米国で4時間電池の容量価値が下がる理由 ― FERC 2025 State of the Marketsに見る蓄電池の中心化 サムネイル

米国で4時間電池の容量価値が下がる理由 ― FERC 2025 State of the Marketsに見る蓄電池の中心化

米国連邦エネルギー規制委員会(FERC)のスタッフ報告『2025 State of the Markets』(2026年3月公表)は、2025年に発電容量が56GW増え、系統連系キュー2,130GWの74%を太陽光・蓄電池が占める実態を示した。一方で4時間電池の容量寄与率は95%から85%へ逓減する見通しで、より長い持続時間を求める構造変化が見える。

2026.03.24

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需給調整市場×低圧系統連系蓄電池:2026年度の低圧リソース活用・機器個別計測と注意点

需給調整市場×低圧系統連系
蓄電池:2026年度の低圧リソース活用・機器個別計測と注意点

低圧小規模リソースの活用と機器個別計測の制度動向をやさしく解説・低圧の蓄電池で需給調整市場を狙うなら、まず計測の場所(受電点/機器点)が論点。

2026.03.16

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需給調整市場への参入手続き全図解 ― 機器個別・低圧リソース導入と機器点計量フローの新設(2026年3月14日施行) サムネイル

需給調整市場への参入手続き全図解 ― 機器個別・低圧リソース導入と機器点計量フローの新設(2026年3月14日施行)

電力需給調整力取引所(EPRX)は、需給調整市場への参入から入札・運用・精算までの全業務フローを定めた取引ガイド別紙『業務フロー』(全70ページ)を2026年3月14日に改定・施行した。機器個別・低圧リソースの導入、機器単位の計量(機器点計量)、派生パターン変更のフローが新たに整理され、より小規模・分散的な蓄電池リソースの参入の道が広がる。

2026.03.14

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需給調整市場5商品のスペックと時刻表 ― 全商品前日取引化・入札開始30分前倒しへ(第6版) サムネイル

需給調整市場5商品のスペックと時刻表 ― 全商品前日取引化・入札開始30分前倒しへ(第6版)

電力需給調整力取引所(EPRX)が2026年3月13日に公表した『需給調整市場の商品要件と取引スケジュール』第6版を解説する。一次〜三次調整力②の応動時間・継続時間・回線・最低入札量などの技術要件と、全商品前日取引化・入札開始30分前倒しに伴う取引スケジュールの改定点を、系統用蓄電池の応札商品選定の観点で整理した。

2026.03.13

市場・価格

需給調整市場への参入準備 ― 契約締結まで工事不要で約6ヶ月、専用線なら約15ヶ月の工程を読む サムネイル

需給調整市場への参入準備 ― 契約締結まで工事不要で約6ヶ月、専用線なら約15ヶ月の工程を読む

電力需給調整力取引所(EPRX)が公表する『(参考)事前準備が必要な内容』第10版(2026年3月13日以降適用・全15ページ)を解説する。需給調整市場への参入に必要な標準スケジュール、簡易指令システム/専用線オンラインの工事要否・工期・通信仕様・セキュリティ要件を、系統用蓄電池の参入計画の観点で整理した。

2026.03.13

市場・価格

長期脱炭素オークション第4回 ― 蓄電池は「認定セル優先約定」へ、製造国30%制限は廃止 サムネイル

長期脱炭素オークション第4回 ― 蓄電池は「認定セル優先約定」へ、製造国30%制限は廃止

資源エネルギー庁は制度検討作業部会 第112回(2026年3月4日)の資料3で、長期脱炭素電源オークション第4回入札に向けた蓄電池の約定方法を提示した。経済安全保障推進法の供給確保計画の認定を受けたメーカー製セルを使うリチウムイオン蓄電池案件を優先的に約定し、第3回で導入したセル製造国30%制限ルールは適用しない方針である。

2026.03.04

市場・価格

容量市場のNet CONE見直し ― 上限価格が約3.0万円/kWへ、蓄電池の容量収入の天井が動く サムネイル

容量市場のNet CONE見直し ― 上限価格が約3.0万円/kWへ、蓄電池の容量収入の天井が動く

資源エネルギー庁は制度検討作業部会 第112回(2026年3月4日)の資料5で、容量市場の指標価格(Net CONE)を最新の発電コスト検証WG値(2.05万円/kW、上限価格約3.0万円/kW)に見直す案と、容量拠出金負担の影響緩和措置(シングルプライス領域に上限を設定する案A-2を推奨)を議論した。目標調達量も諸元見直しで+584万kW増加する。

2026.03.04

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東京電力PG管内で初の再エネ出力制御を指示 ― 揚水619万kWでも余る昼、蓄電池に追い風 サムネイル

東京電力PG管内で初の再エネ出力制御を指示 ― 揚水619万kWでも余る昼、蓄電池に追い風

東京電力パワーグリッドは2026年3月1日、優先給電ルール(送配電等業務指針第174条)に基づき、管内で初めてとなる再生可能エネルギーの出力制御を指示した。好天で太陽光が高出力・需要が低い見通しとなり、火力抑制・揚水運転・域外送電でも供給過剰と判断。出力制御は同日11時から16時に実施された。

2026.03.01

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東京電力PG管内初の再エネ出力制御 実績速報 ― 制御量184万kW、揚水617万kW動員後もなお余った昼 サムネイル

東京電力PG管内初の再エネ出力制御 実績速報 ― 制御量184万kW、揚水617万kW動員後もなお余った昼

東京電力パワーグリッドは、管内初となる再エネ出力制御を実施した2026年3月1日の実績速報値を公表した。再エネ出力制御量は184万kW、出力制御期間は11時から16時。揚水617万kWを動員してもなお余った昼の電気の規模を、実数で示すレポートである。

2026.03.01

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IEA『Electricity 2026』の系統用バッテリー特集 ― 2024年63GW増設・累計124GW・コスト約150ドル/kWh サムネイル

IEA『Electricity 2026』の系統用バッテリー特集 ― 2024年63GW増設・累計124GW・コスト約150ドル/kWh

国際エネルギー機関(IEA)の年次電力市場報告『Electricity 2026 – Analysis and forecast to 2030』(全225ページ)は、予測期間を従来の3年から2026年〜2030年の5年に拡張し、グリッドとフレキシビリティを特集章に据えた。系統用バッテリーは2024年に63GWを増設して累計124GWに到達し、プロジェクトコストは約40%低下して約150ドル/kWhに。コスト低下と裏腹に、系統接続・許認可の多年度遅延と収益変動という課題も明示されている。

2026.02.19

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長期脱炭素電源オークション(脱炭素オークション)とは?“20年kW収入”の仕組みと、還付・リスクをやさしく整理

長期脱炭素電源オークション(脱炭素オークション)とは?
“20年kW収入”の仕組みと、還付・リスクをやさしく整理

買うのはkW(出せる力)発電量(kWh)とは別モノ。将来の供給力を確保する制度。 落札=ゴールではない供給開始・要件遵守・監視対応までが事業の本番。入金は「満額」ではない支払金額 = 容量確保契約金額− (還付/控除 + ペナルティ等)

2026.01.06

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容量市場メインオークション約定結果(2029年度)― 約定総額2兆2,094億円・全エリア指標価格超・蓄電池169万kW サムネイル

容量市場メインオークション約定結果(2029年度)― 約定総額2兆2,094億円・全エリア指標価格超・蓄電池169万kW

電力広域的運営推進機関(OCCTO)が公表した対象実需給年度2029年度のメインオークション約定結果は、約定総容量1億6,608万kW、経過措置を踏まえた約定総額2兆2,094億円となった。市場分断により約定価格は4ブロックに分かれ、いずれも指標価格(Net CONE 10,075円/kW)を上回った。蓄電池は放電可能時間3時間以上で安定電源として参加でき、応札容量は169万kW(全方式の1.0%)である。

2026.01.02

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JEPX(卸電力市場)入門 スポット/時間前のしくみと系統用蓄電池(BESS)の使い方まで一気に理解

JEPX(卸電力市場)入門 スポット/時間前のしくみと系統用蓄電池(BESS)の使い方まで一気に理解

JEPX(日本卸電力取引所)の基礎を、スポットと時間前の違いから価格の決まり方、BESSの使いどころまで一気に解説。最小単位・手数料・リスクにも触れ、初導入でも判断できます。

2025.10.19

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容量市場(OCCTO)とは?BESSの参加条件と収益の見方を、図解でやさしく解説

容量市場(OCCTO)とは?
BESSの参加条件と収益の見方を、図解でやさしく解説

容量市場は将来の供給力(kW)をオークションで前倒し確保し、約定価格は需要曲線と供給曲線の交点で決まります(エリア分断時は1.5倍上限あり)。 BESSは期待容量1,000kW以上・放電3時間以上で安定電源として参加でき、落札対価は月割(12分割)で支払われます。

2025.10.19

市場・価格

初心者投資家向け・商品別に実務でわかる解説2026年版 需給調整市場(EPRX)入門 【BESS向け】

初心者投資家向け・商品別に"実務でわかる"解説
2026年版 需給調整市場(EPRX)入門 【BESS向け】

このスライドでは、需給調整市場(EPRX)の基本から、各商品の詳細仕様、実務参入のポイントまで、段階的に解説します。

2025.09.21

市場・価格

脱炭素社会のキーテクノロジーである「系統用蓄電池(BESS)」のビジネスに特化した専門情報メディアです。

再生可能エネルギーの導入が加速する一方、その制度や技術は複雑で、変化のスピードも速まっています。
当メディアでは、系統用蓄電池の基礎知識はもちろん、FIT・FIP制度それぞれに対応した併設モデルの解説、需給調整市場や容量市場といったビジネスの現場、さらには関連法規や実務上の注意点まで、専門的かつ分かりやすく解説します。

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