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作成日:2026.08.28

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※本記事は、作成日または最終更新日時点で公表されている制度情報・数値・資料に基づいて作成しています。

GX-ETSの排出枠取引市場は2027年度秋に開設
——板寄せ・約定は1日1回15:00・呼値1円

GX-ETSの排出枠取引市場は2027年度秋に開設——板寄せ・約定は1日1回15:00・呼値1円 サムネイル

2026年8月26日の第8回 排出量取引制度小委員会(資料3・事務局案)で、GX-ETSの排出枠取引市場を2027年度秋頃に開設する方針と基本設計が示されました。GX推進機構が設置・運営します。

この記事を読む価値(市場での収益設計を見ている方へ)

先に結論を置きます。BESS単体は直接排出10万t-CO2の制度対象になり得ないため、義務者としての影響はありません。排出枠を買う義務が生じる話ではありません。

それでも読む価値があるのは、炭素価格にレンジが公示されると火力の限界費用が動き、スポット価格のボラティリティ=裁定の余地が構造的に広がるからです。ただし制限値幅は基準値段の±90%と極めて広く、当面の予見性は高くありません。

結論3行
  1. GX-ETSの排出枠取引市場を2027年度秋頃に開設。GX推進機構が設置・運営し、市場運営の専門性を持つ事業者へ業務の一部を委託する。
  2. 基本設計は板寄せ方式・約定1日1回15:00(注文8:00〜14:59)・開設週5日・売買単位1t-CO2・呼値1円・制限値幅は基準値段の±90%。
  3. BESS単体は制度対象になり得ない。効くのは炭素価格経由の間接効果で、スポット価格のボラティリティが構造的に広がる方向に働く。
開設時期
2027年度秋頃
日付は示されていない
約定
1日1回 15:00
注文 8:00〜14:59・板寄せ方式
制限値幅
基準値段の±90%
初期の価格変動は大きくなる想定
参考:2026年度の価格
下限1,700/上限4,300
t-CO2あたり・見通しであり確定値ではない

1. 何が起きたか

要点まとめ 約定は1日1回15:00の板寄せ

開設時期と運営主体、取引のルール、制限値幅の広さを並べた図
株式市場のような連続約定ではない。値が付く回数は1日1回に限られる。
やさしい説明

GX-ETSは、排出量に上限(キャップ)を設け、余った分・足りない分を排出枠として売買させる制度です。その売買の場が「排出枠取引市場」で、今回はその開設時期と取引ルールの骨格が示されました。

図1:排出枠取引市場の基本設計(案) 開設時期 2027年度 秋頃 設置・運営 GX推進機構(業務の一部を専門事業者へ委託) 開設日 週5日 平日 約定 1日1回 15:00 注文 8:00〜14:59 方式 板寄せ方式 連続約定ではない 売買単位 1t-CO2 呼値 1円 制限値幅 基準値段の±90% 極めて広い
図1:基本設計(案)(出所:第8回 排出量取引制度小委員会 資料3、2026年8月26日)。

2026年8月26日に開かれた第8回 排出量取引制度小委員会の資料3で、GX-ETSの排出枠取引市場を2027年度秋頃に開設するという事務局案が示されました。市場を設置・運営するのはGX推進機構で、市場運営の専門性を持つ事業者へ業務の一部を委託する形をとります。

基本設計(案)は、開設日が週5日(平日)、約定が1日1回15:00(注文受付は8:00〜14:59)、売買単位が1t-CO2、呼値が1円、制限値幅が基準値段の±90%、方式は板寄せ方式です。

板寄せ方式は、一定時間に集めた注文を1つの価格でまとめて約定させるやり方で、値が付く回数が1日1回に限られます。株式市場のような連続約定ではありません。

あわせて、2026年8月26日時点で登録確認機関は14件が登録済み(申請は21社)とされています。

2. 誰が参加できるのか

要点まとめ 制度対象者は自己勘定では入れない

市場参加者の2区分と、その要件から導かれる流動性の見立てを示す図
委託売買に限られる。投機的な参加を排除する設計と読める。
やさしい説明

市場に注文を出せる人が誰かで、値の付き方は大きく変わります。参加者が絞られるほど、取引は薄くなります。

図2:市場参加者の2区分 ① 制度対象者 子会社・関連会社である制度対象者から 委託を受けた親会社等も参加できる 自己勘定は不可 委託売買のみ 投機的な参加を排除する設計 ② 取引円滑化に寄与する事業者 カーボン・クレジット市場で前年度に売買双方の 気配提示を午後立会約定時刻まで実施した日数が 年間営業日数の50%以上 直近2年度の取引量が取引実績事業者の平均以上 金商法・商先法取引所の取引資格を保有 値付けを担う参加者が絞られるため、流動性は限定的になる可能性がある
図2:参加者の要件(出所:第8回 排出量取引制度小委員会 資料3)。

① 制度対象者。加えて、子会社・関連会社である制度対象者から委託を受けた親会社等も参加できます。ただし自己勘定での取引は不可で、委託売買に限られます

② 取引円滑化に寄与する事業者。要件は3つで、カーボン・クレジット市場において前年度に売買双方の気配提示を午後立会約定時刻まで実施した日数が年間営業日数の50%以上であること、直近2年度の取引量が取引実績事業者の平均以上であること、金融商品取引法・商品先物取引法上の取引所の取引資格を保有していることです。

制度対象者が自己勘定で入れないという設計からは、投機的な参加を排除する意図が読み取れます。裏を返すと、値付けを担う参加者は②の要件を満たす限られた事業者に絞られ、流動性は限定的になる可能性があります。

3. BESSにどう効くのか

要点まとめ BESS単体は制度対象になり得ない

価格を通じて効く経路と、その効き方の限界、社内で先に効く論点を示す図
直接排出10万t-CO2の対象外。排出枠を買う義務が生じる話ではない。
やさしい説明

蓄電池そのものは排出しないので、制度の当事者にはなりません。関係するのは、電気の値段の動き方が変わるという一点です。

図3:義務者としては無関係、価格経由でのみ効く BESS単体は直接排出10万t-CO2の制度対象になり得ない = 義務者としての影響なし 効く経路(価格) 炭素価格のレンジが公示される ↓ 火力の限界費用に炭素コストが乗る スポット価格のボラティリティ拡大 = BESSの裁定余地が構造的に広がる 効き方の限界 制限値幅±90% = 初期の変動は大きい 炭素価格の予見性は当面低い 約定15:00 > 電力スポット入札締切10:00 当日の電力価格形成に直接は効かない 社内で先に効く論点 親会社の移行計画にBESS投資が載るか 同じパッケージの裏面 ベースロード市場GL改定案(締切 2026年9月24日)
図3:義務ではなく価格を通じて効く(出所:第8回 排出量取引制度小委員会 資料3、e-Gov 案件番号620340006)。

BESS単体は直接排出10万t-CO2の制度対象になり得ないため、義務者としての影響はありません。排出枠を買う義務が生じる話ではありません。

効くのは価格経由の間接効果です。参考として示された上下限価格の見通しは、2026年度が上限4,300円・下限1,700円、2030年度が上限4,840円・下限1,913円(いずれもt-CO2あたり)。炭素価格に下限と上限のレンジが公示されると、火力の限界費用に炭素コストが織り込まれます。その結果、スポット価格のボラティリティ、つまりBESSが取りにいく裁定の余地が構造的に広がる方向に働きます。

ただし当面の予見性は高くありません。制限値幅が基準値段の±90%と極めて広く、初期の価格変動は大きくなる想定です。炭素価格を前提に置いた収益シミュレーションを作るなら、この幅を織り込んでください。

タイミングの設計にも注意が要ります。約定は1日1回15:00の板寄せで、電力スポット市場の入札締切(10:00)より後にあります。当日の電力価格形成に排出枠の値が直接効く順序にはなっていません。

社内では、制度より先に「移行計画」が効く

親会社(電力・ガス・商社)が制度対象である場合、グループのGX投資計画=移行計画にBESS投資が明記されるかどうかが、社内の資金配分に影響します。制度そのものより、この社内プロセスのほうが実務では先に効きます。

あわせて、2026年8月26日に公示されたベースロード市場ガイドライン改定案(e-Gov 案件番号620340006・締切2026年9月24日)は、GX-ETS費用の卸価格転嫁の算定手順を新設しています。市場開設と費用転嫁は、同じ制度パッケージの表と裏です。

4. 数値の一覧

やさしい説明

参考値と設計値が混ざりやすい論点です。資料3に示された内容だけを一覧にしました。

図4:参考として示された上下限価格の見通し(円/t-CO2) 4,300 2026年度 上限 1,700 2026年度 下限 4,840 2030年度 上限 1,913 2030年度 下限 参考の見通しであり、確定した価格や取引実績ではない
図4:参考の価格見通し(出所:第8回 排出量取引制度小委員会 資料3)。
表1:資料3に示された内容。事務局案の段階であり、確定した制度設計ではない。
項目内容
開設時期2027年度秋頃
設置・運営GX推進機構(市場運営の専門性を持つ事業者へ業務の一部を委託)
開設日週5日(平日)
約定1日1回 15:00(注文 8:00〜14:59)
売買単位1t-CO2
呼値1円
制限値幅基準値段の±90%
方式板寄せ方式
参考:2026年度の上限価格4,300円/t-CO2
参考:2026年度の下限価格1,700円/t-CO2
参考:2030年度の上限価格4,840円/t-CO2
参考:2030年度の下限価格1,913円/t-CO2
登録確認機関14件を登録(申請21社・2026年8月26日時点)

5. いつまでに何をするか

やさしい説明

市場の開設は2027年度秋頃ですが、期限があるのは別のところです。9月24日締切のパブコメが1件あります。

図5:期限があるのは市場開設ではなく、パブコメのほう いま確認する 自社が制度対象かどうか BESS単体では対象外 判定が要るのは 親会社・グループ側 期限あり ベースロード市場GL改定案 e-Gov 案件番号620340006 締切 2026年9月24日 GX-ETS費用の卸価格転嫁の 算定手順を新設 準備する 炭素価格を織り込んだ 収益シミュレーション 1,700〜4,300円/t-CO2 + 制限値幅±90%の広さも 前提に置く
図5:市場開設は2027年度秋頃、意見提出の締切は2026年9月24日(出所:資料3、e-Gov 案件番号620340006)。
  1. 自社が制度対象かどうかを確定させる。BESS単体では対象になり得ません。判定が要るのは親会社・グループ側です。
  2. 親会社が制度対象なら、移行計画にBESS投資が入るかを社内で確認する。ここが社内の資金配分に直接効きます。
  3. ベースロード市場ガイドライン改定案(e-Gov 620340006)を読む。締切は2026年9月24日。GX-ETS費用の卸価格転嫁の算定手順が新設されており、意見提出の機会があります。
  4. 炭素価格を織り込んだ収益シミュレーションを準備する。参考の上下限(2026年度 1,700〜4,300円/t-CO2)と、制限値幅±90%という広さの両方を前提に置きます。
  5. 市場の基本設計の確定を追う。現時点の内容は事務局案であり、開設は2027年度秋頃です。

6. 未確定・注意点

9月末が制度対象届出・移行計画の提出期限とされていますが、これは二次情報由来で一次情報では未確認です。期限として社内に流す前に、必ず原典で確認してください。
  • 本記事が扱っているのは事務局案です。確定した制度設計ではありません。開設時期も「2027年度秋頃」で、日付は示されていません。
  • 上下限価格は参考として示された見通しであり、確定した価格や取引実績ではありません。
  • BESS単体は制度対象になり得ません。「蓄電池に排出枠の購入義務が生じる」という読み方は誤りです。
  • 市場運営の業務委託先となる事業者は、資料上「市場運営の専門性を持つ事業者」とされるにとどまり、具体名は本記事では確認していません。

7. よくある質問

排出枠取引市場はいつ開設されますか。

2027年度秋頃とされています。日付までは示されていません。GX推進機構が設置・運営し、市場運営の専門性を持つ事業者へ業務の一部を委託する形です。

どんな取引の仕組みですか。

板寄せ方式で、約定は1日1回15:00。注文の受付は8:00から14:59までです。開設日は週5日(平日)、売買単位は1t-CO2、呼値は1円、制限値幅は基準値段の±90%とされています。

蓄電池の事業者は排出枠を買う義務を負いますか。

負いません。BESS単体は直接排出10万t-CO2の制度対象になり得ないため、義務者としての影響はありません。効いてくるのは炭素価格を通じた間接的な影響です。

誰が市場に参加できますか。

制度対象者(および子会社・関連会社である制度対象者から委託を受けた親会社等。ただし自己勘定は不可で委託売買のみ)と、取引円滑化に寄与する事業者です。後者はカーボン・クレジット市場で前年度に売買双方の気配提示を午後立会約定時刻まで実施した日数が年間営業日数の50%以上であること、直近2年度の取引量が取引実績事業者の平均以上であること、金融商品取引法・商品先物取引法上の取引所の取引資格を保有していることが要件とされています。

炭素価格はどのくらいの水準が想定されていますか。

参考として、2026年度が上限4,300円・下限1,700円、2030年度が上限4,840円・下限1,913円(いずれもt-CO2あたり)という見通しが示されています。参考値であり、確定した価格ではありません。

電力のスポット価格にはどう影響しますか。

炭素価格が公示されることで火力の限界費用に炭素コストが織り込まれ、スポット価格のボラティリティが構造的に広がる方向に働きます。ただし約定が1日1回15:00の板寄せで、電力スポット市場の入札締切(10:00)より後にあるため、当日の電力価格形成に直接効く設計にはなっていません。

9月末が届出の期限だと聞きましたが本当ですか。

9月末が制度対象届出・移行計画の提出期限とされていますが、これは二次情報由来で、一次情報では未確認です。期限として扱う前に原典で確認してください。

まとめ

  • 2026年8月26日の第8回 排出量取引制度小委員会 資料3(事務局案)で、GX-ETSの排出枠取引市場を2027年度秋頃に開設する方針が示された。
  • 設置・運営はGX推進機構。市場運営の専門性を持つ事業者へ業務の一部を委託する。
  • 基本設計は開設週5日(平日)・約定1日1回15:00(注文8:00〜14:59)・売買単位1t-CO2・呼値1円・制限値幅は基準値段の±90%・板寄せ方式。
  • 参加者は制度対象者(自己勘定不可・委託売買のみ)と、取引円滑化に寄与する事業者の2区分。後者は気配提示日数が年間営業日数の50%以上ほか3要件。
  • 参考の上下限価格は2026年度 上限4,300円/下限1,700円、2030年度 上限4,840円/下限1,913円(t-CO2)。登録確認機関は14件を登録(申請21社)。
  • BESS単体は直接排出10万t-CO2の制度対象になり得ず、義務者としての影響はない。効くのは炭素価格経由でスポット価格のボラティリティが広がる間接効果。
  • ベースロード市場ガイドライン改定案(e-Gov 620340006・締切2026年9月24日)がGX-ETS費用の卸価格転嫁の算定手順を新設している。

発行・監修

系統用蓄電池(BESS)に関する国内外の一次情報を毎日モニタリングし、制度・市場・安全の3領域で解説しています。
一次情報主義
官公庁・送配電事業者・市場運営機関が公表した原典のみを根拠とし、業界紙・ブログ等の二次情報は本文に採録しません。
数値は原典から
開設時期・取引ルール・価格見通しはすべて資料3から直接取得しています。一次情報で確認できていない事項は「未確認」と明示し、推測で補いません。
訂正方針
誤りが判明した場合は本文を修正のうえ、ページ下部の更新ログに訂正内容と日付を残します。記述の差し替えを黙って行いません。

出典(一次情報)

  1. 経済産業省 第8回 排出量取引制度小委員会 会議ページ(2026年8月26日)https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/sangyo_gijutsu/emissions_trading/008.html
  2. 第8回 排出量取引制度小委員会 資料3(2026年8月26日)https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/sangyo_gijutsu/emissions_trading/pdf/008_03_00.pdf
  3. e-Gov パブリックコメント:ベースロード市場ガイドライン改定案(案件番号620340006・公示2026年8月26日・締切2026年9月24日)https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620340006&Mode=0
更新ログ:2026-08-28 初版公開(事務局案の段階。9月末の提出期限は一次情報で未確認のため、確認でき次第追記する)

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需給調整市場の価格改定、上限価格が15円→10円で蓄電池の収益はどうなる?【2026年9月1日適用案】
〜正式公表前でも、蓄電池ビジネスの収支を「10円前提」で見直すべき理由〜

資源エネルギー庁は、2026年7月14日の「第4回 電力安定供給ワーキンググループ」で、需給調整市場の一次調整力・二次調整力①・複合商品の上限価格を、15円から10円へ引き下げる案を示しました。適用時期は、2026年9月1日実需給分からとされています。

2026.07.24

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需給調整市場の上限価格を15円から10円へ―2026年9月1日実需給分から適用、蓄電池は値を下げても応札を続ける サムネイル

需給調整市場の上限価格を15円から10円へ―2026年9月1日実需給分から適用、蓄電池は値を下げても応札を続ける

電力安定供給ワーキンググループ第4回の資料6で、事務局は一次・二次①・複合商品の上限価格を現行15円/ΔkW・30分から10円へ引き下げ、2026年9月1日実需給分から適用する案を示した。前日取引化から約3か月たっても応札未達が続いていることが根拠である。

2026.07.14

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需給調整市場の2025年度「成績表」 ― 複合商品の総約定量は前年度比約9%減、単価は低下傾向 サムネイル

需給調整市場の2025年度「成績表」 ― 複合商品の総約定量は前年度比約9%減、単価は低下傾向

EPRX(電力需給調整力取引所)は2025年度の取引実績と取引監視レポートを公表した(2026年6月18日)。複合商品の総約定量は前年度比約9%減、北海道を除く平均約定単価はおおむね4円/ΔkW・30分以下で推移。明確な禁止行為は確認されなかったが、高値応札は継続監視の対象とされた。

2026.07.07

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【2026年7月1日改定】知らないと損する蓄電池の新ルール!〜申請忘れでペナルティ1

【2026年7月1日改定】知らないと損する蓄電池の新ルール!
〜申請忘れでペナルティ1.5倍も…!事業者必見の7つの注意点〜

2026年6月18日、EPRX(一般社団法人 電力需給調整力取引所)は、需給調整市場の取引規程類を2026年7月1日付で改定すると発表しました。

2026.06.30

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容量市場の外側で休止火力を維持する「予備電源」― 募集量は東100万・西68万kW、目安単価14,860円/kW サムネイル

容量市場の外側で休止火力を維持する「予備電源」― 募集量は東100万・西68万kW、目安単価14,860円/kW

電力広域的運営推進機関(OCCTO)は2026年6月17日、「予備電源募集に係る基本要件(2027年度・2028年度制度適用開始向け)」を公表した。募集量は50Hz東エリア100万kW・60Hz西エリア68万kW、応札単価の目安は直近3回の容量市場メインオークション上限価格の平均14,860円/kWで、2026年8月頃に募集要綱公表・応札が始まる。対象は送電端10万kW以上の安定電源(火力)に限定され、蓄電池は対象外である。

2026.06.17

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蓄電池にも追い風?需給調整市場「30分化」で複合商品の応札量30.3%増でも“足りない”理由〜市場参加の広がるチャンスと応札不足と出力制御対応の課題〜

蓄電池にも追い風?需給調整市場「30分化」で複合商品の応札量30.3%増でも“足りない”理由
〜市場参加の広がるチャンスと応札不足と出力制御対応の課題〜

電力広域的運営推進機関(OCCTO)は、2026年6月9日に第61回「需給調整市場検討小委員会」と第78回「調整力の細分化及び広域調達の技術的検討に関する作業会」の合同会議を開きました。

2026.06.16

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120万kWが蓄電池の“稼ぎ場”を変える? EPRX、東京エリアの調整力募集量を見直し

120万kWが蓄電池の“稼ぎ場”を変える? EPRX、東京エリアの調整力募集量を見直し
〜東京電力PGが揚水発電機の調整力を随意契約で確保、市場募集量から控除へ〜

EPRXは、東京エリアで揚水発電機を用いた随意契約が締結されたことに伴い、2026年5月26日実需給分から複合市場商品の募集量を見直すと告知した。

2026.06.04

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長期脱炭素電源オークション(2025年度応札)落札電源一覧 ― 系統用蓄電池19件の事業者・案件・容量 サムネイル

長期脱炭素電源オークション(2025年度応札)落札電源一覧 ― 系統用蓄電池19件の事業者・案件・容量

電力広域的運営推進機関(OCCTO)は2026年5月13日、長期脱炭素電源オークション(応札年度:2025年度・第3回)約定結果の別紙として「落札電源一覧」を公表した。脱炭素電源28件・LNG専焼火力4件の応札事業者名・案件名・電源種・落札容量が一覧化され、脱炭素電源28件のうち19件を系統用蓄電池が占めた。

2026.05.13

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長期脱炭素電源オークション(応札年度2025年度)約定結果の詳細 ― 蓄電池落札率46%・年度別分布・セル30%制限 サムネイル

長期脱炭素電源オークション(応札年度2025年度)約定結果の詳細 ― 蓄電池落札率46%・年度別分布・セル30%制限

電力広域的運営推進機関(OCCTO)は2026年5月13日、長期脱炭素電源オークション(応札年度:2025年度・第3回)の約定結果を公表した。脱炭素電源は約定総容量426.1万kW・約定総額4,748億円/年(過去3年平均)、蓄電池は応札125.1万kW・落札率46%。実需給年度別・発電方式別の落札容量と容量拠出金試算まで収録する公式結果資料である。

2026.05.13

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長期脱炭素電源オークションの応札価格監視(2025年度応札) ― 減額約4億円・取下げ約80億円と査定基準 サムネイル

長期脱炭素電源オークションの応札価格監視(2025年度応札) ― 減額約4億円・取下げ約80億円と査定基準

電力・ガス取引監視等委員会は、2026年1月に広域機関が実施した長期脱炭素電源オークション(応札年度:2025年度)について、落札候補全件(23者34電源)の応札価格を監視した結果を公表した。18者26電源に不認容項目を通知し、監視対象の当初約定総額約6,276億円/年に対し減額は約4億円/年、応札取下げ1件に伴う減額は約80億円/年である。

2026.05.13

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EPRX需給調整市場 取引規程 2026年7月1日改定案 ― 本則+別冊(二次調整力①・一次調整力・複合約定)を読み解く サムネイル

EPRX需給調整市場 取引規程 2026年7月1日改定案 ― 本則+別冊(二次調整力①・一次調整力・複合約定)を読み解く

電力需給調整力取引所(EPRX)は、需給調整市場の取引規程本則および別冊(二次調整力①・一次調整力・複合約定)について、2026年7月1日改定・同日実施とする改定案(全62ページ)を公表した。取引会員資格・リソース要件・事前審査(実働試験)・入札・約定処理・アセスメント・売買手数料等、蓄電池の市場参加ルールの根幹を定める制度文書である。

2026.05.11

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EPRX需給調整市場 取引規程 2026年7月1日改定案 ― 本則+別冊(三次調整力②・三次調整力①・二次調整力②)を読み解く サムネイル

EPRX需給調整市場 取引規程 2026年7月1日改定案 ― 本則+別冊(三次調整力②・三次調整力①・二次調整力②)を読み解く

電力需給調整力取引所(EPRX)は、需給調整市場の取引規程本則および別冊(三次調整力②・三次調整力①・二次調整力②)について、2026年7月1日改定・同日実施とする改定案(全62ページ)を公表した。取引会員資格・リソース要件・事前審査(実働試験)・入札・約定処理・アセスメント・売買手数料等、蓄電池の市場参加ルールの根幹を定める制度文書である。

2026.05.11

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容量市場のNet CONE見直しと「2段階シングルプライス(案A-2)」 ― ペナルティレート90時間化と蓄電池への影響 サムネイル

容量市場のNet CONE見直しと「2段階シングルプライス(案A-2)」 ― ペナルティレート90時間化と蓄電池への影響

制度検討作業部会の第114回会合に『第二十五次中間とりまとめ(案)』(全50ページ)が提出された。容量市場のNet CONE(指標価格)を最新の発電コスト検証WG値(約2.05万円/kW・上限約3.1万円/kW)へ見直す方向を整理し、2026年度メインオークションでは影響緩和措置として「2段階シングルプライス(案A-2)」を採用。ペナルティレートZは30時間から90時間へ見直される。

2026.05.08

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EPRX、需給調整市場の売買手数料が倍増へ〜2026年度は0.06円/ΔkW・30分、4月1日実需給分から適用〜

EPRX、需給調整市場の売買手数料が倍増へ
〜2026年度は0.06円/ΔkW・30分、4月1日実需給分から適用〜

ePRXは、2026年度の需給調整市場の売買手数料単価を0.06円/ΔkW・30分(税抜)に決定しました。2025年度の0.03円/ΔkW・30分(税抜)から、単価は2倍です。

2026.05.05

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長期脱炭素電源オークション(2025年度応札)約定結果 ― 蓄電池は応札125.1万kW・落札率46%、次回検討へ サムネイル

長期脱炭素電源オークション(2025年度応札)約定結果 ― 蓄電池は応札125.1万kW・落札率46%、次回検討へ

資源エネルギー庁と電力広域的運営推進機関(OCCTO)の共同事務局は、第73回容量市場の在り方等に関する検討会の資料3で、長期脱炭素電源オークション(応札年度:2025年度・第3回)の約定結果を報告した。脱炭素電源は約定総容量426.1万kW・約定総額4,748億円/年(過去3年平均)。蓄電池は応札125.1万kW・落札率46%だった。

2026.05.02

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IRENA『24/7 Renewables』を読む ― 太陽光・風力+蓄電池の「firm LCOE」が測るファーム化の経済性 サムネイル

IRENA『24/7 Renewables』を読む ― 太陽光・風力+蓄電池の「firm LCOE」が測るファーム化の経済性

国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、変動性の太陽光・風力を蓄電池(BESS)等と組み合わせて「ファーム化」(一定の信頼度で24時間365日供給可能にする)した電力の経済性を、新指標「firm LCOE(ファーム化均等化発電原価)」で評価する報告書を公表した。95%信頼度でのコスト推移(2020〜2035年)と火力との競争力を提示する。

2026.05.01

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電取委がJEPX規程変更に異存なし 2026年4月のスポット市場新システムで取引ルールはどう変わるか

電取委がJEPX規程変更に異存なし
2026年4月のスポット市場新システムで取引ルールはどう変わるか

2026-03-23、電取委(電力・ガス取引監視等委員会。電力市場を監視する国の委員会)は、JEPX(日本卸電力取引所)の業務規程変更について、経済産業大臣に「異存なし」と回答しました。JEPX側では、その後の2026-03-30改定版規程が公表されています。

2026.04.28

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世界の蓄電池導入は108GW・前年比40%増 ― IEAが“最速成長の電源技術”と位置づけ サムネイル

世界の蓄電池導入は108GW・前年比40%増 ― IEAが“最速成長の電源技術”と位置づけ

国際エネルギー機関(IEA)は年次報告『Global Energy Review 2026』(2026年4月公表)で、2025年に世界で108GWの蓄電池が新規導入され、前年比40%増・2021年比11倍に達したと報告した。LFPが導入の約90%、約80%が系統用(ユーティリティスケール)、中国が約60%を占める。日本の系統用蓄電池の技術選定・放電時間設計・調達戦略の前提となる一次データを読み解く。

2026.04.24

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容量市場のNet CONE・上限価格見直し ― 影響緩和は「二段階シングルプライス」案3が有力に サムネイル

容量市場のNet CONE・上限価格見直し ― 影響緩和は「二段階シングルプライス」案3が有力に

資源エネルギー庁は第113回制度検討作業部会(2026年4月3日)の資料5『容量市場について』で、指標価格Net CONEと上限価格の見直しに伴う影響緩和策として案2(Net CONE超はマルチプライス併用)と案3(二段階シングルプライス)を比較し、確実な供給力確保の観点から案3が望ましいと整理した。2027年度実需給向け追加オークションの開催判断、非効率石炭火力の稼働抑制誘導措置もあわせて議論された。

2026.04.03

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北海道で蓄電池を需給調整市場に出す前に ― 2入札方式不可・専用線受口上限、5つの参入制約を読み解く サムネイル

北海道で蓄電池を需給調整市場に出す前に ― 2入札方式不可・専用線受口上限、5つの参入制約を読み解く

北海道電力ネットワークは2026年3月12日付(第1版)で、北海道エリアの需給調整市場参加・余力活用契約締結にあたっての同社システム上の参入制約を公表した。単体ネガポジリソース(揚水・蓄電池)の2入札方式不可、専用線オンラインの受口数上限、20超のリスト・パターン不可、片方向のみの余力活用不可、専用線オンラインでの出力変化量指令不可 ― 蓄電池の市場参入・運用に直接効く制約が整理されている。

2026.04.01

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起動費は“後から精算”へ ― 需給調整市場の事後精算ルールを説明資料53ページから読み解く サムネイル

起動費は“後から精算”へ ― 需給調整市場の事後精算ルールを説明資料53ページから読み解く

電力需給調整力取引所(EPRX)は、需給調整市場における起動費等および経済差替時の扱いに関する事後精算の説明資料(全53ページ)を2026年4月1日付で修正した。不落ブロックの起動費・最低出力までの機会費用・停止再起動費用を属地TSOと事後精算する運用ルールは2025年4月1日実需給分から適用されており、今回の修正で経済差替分の精算と精算額の公表(第19項)が新たに加わった。

2026.04.01

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精算の前提は、この覚書 ― 起動費他事後精算に関する契約書のひな形(全13ページ)を読み解く サムネイル

精算の前提は、この覚書 ― 起動費他事後精算に関する契約書のひな形(全13ページ)を読み解く

需給調整市場で起動費等の事後精算を希望する取引会員が、属地の送配電事業者と締結する『需給調整市場(起動費他事後精算)に関する契約書の覚書』のひな形(2026年4月1日以降版・全13ページ)をEPRXが公開している。不落ブロック・約定間不落・起動費未回収分相当額・経済差替え・等分メリット単価分など30の用語を定義し、精算対象と提出様式を規定する契約実務の一次資料である。

2026.04.01

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ルールブック改定、402ページ ― 取引規程(需給調整市場)Ver17の新旧対照表を読み解く サムネイル

ルールブック改定、402ページ ― 取引規程(需給調整市場)Ver17の新旧対照表を読み解く

電力需給調整力取引所(EPRX)は、取引規程(需給調整市場)の2026年4月1日改定(Ver17)の新旧対照表(全402ページ・本則+全6商品別冊)を公表した。第2条(定義)に起動供出機・持ち下げ供出機・起動費単価分・返還区分等を追加し、第36条(差替え)・第44条(返還情報の登録)を改定。起動費等の事後精算ルールと一体で機能する規程整備であり、需給調整市場入札の根幹規程の改定である。

2026.04.01

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米国で4時間電池の容量価値が下がる理由 ― FERC 2025 State of the Marketsに見る蓄電池の中心化 サムネイル

米国で4時間電池の容量価値が下がる理由 ― FERC 2025 State of the Marketsに見る蓄電池の中心化

米国連邦エネルギー規制委員会(FERC)のスタッフ報告『2025 State of the Markets』(2026年3月公表)は、2025年に発電容量が56GW増え、系統連系キュー2,130GWの74%を太陽光・蓄電池が占める実態を示した。一方で4時間電池の容量寄与率は95%から85%へ逓減する見通しで、より長い持続時間を求める構造変化が見える。

2026.03.24

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需給調整市場×低圧系統連系蓄電池:2026年度の低圧リソース活用・機器個別計測と注意点

需給調整市場×低圧系統連系
蓄電池:2026年度の低圧リソース活用・機器個別計測と注意点

低圧小規模リソースの活用と機器個別計測の制度動向をやさしく解説・低圧の蓄電池で需給調整市場を狙うなら、まず計測の場所(受電点/機器点)が論点。

2026.03.16

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需給調整市場への参入手続き全図解 ― 機器個別・低圧リソース導入と機器点計量フローの新設(2026年3月14日施行) サムネイル

需給調整市場への参入手続き全図解 ― 機器個別・低圧リソース導入と機器点計量フローの新設(2026年3月14日施行)

電力需給調整力取引所(EPRX)は、需給調整市場への参入から入札・運用・精算までの全業務フローを定めた取引ガイド別紙『業務フロー』(全70ページ)を2026年3月14日に改定・施行した。機器個別・低圧リソースの導入、機器単位の計量(機器点計量)、派生パターン変更のフローが新たに整理され、より小規模・分散的な蓄電池リソースの参入の道が広がる。

2026.03.14

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需給調整市場5商品のスペックと時刻表 ― 全商品前日取引化・入札開始30分前倒しへ(第6版) サムネイル

需給調整市場5商品のスペックと時刻表 ― 全商品前日取引化・入札開始30分前倒しへ(第6版)

電力需給調整力取引所(EPRX)が2026年3月13日に公表した『需給調整市場の商品要件と取引スケジュール』第6版を解説する。一次〜三次調整力②の応動時間・継続時間・回線・最低入札量などの技術要件と、全商品前日取引化・入札開始30分前倒しに伴う取引スケジュールの改定点を、系統用蓄電池の応札商品選定の観点で整理した。

2026.03.13

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需給調整市場への参入準備 ― 契約締結まで工事不要で約6ヶ月、専用線なら約15ヶ月の工程を読む サムネイル

需給調整市場への参入準備 ― 契約締結まで工事不要で約6ヶ月、専用線なら約15ヶ月の工程を読む

電力需給調整力取引所(EPRX)が公表する『(参考)事前準備が必要な内容』第10版(2026年3月13日以降適用・全15ページ)を解説する。需給調整市場への参入に必要な標準スケジュール、簡易指令システム/専用線オンラインの工事要否・工期・通信仕様・セキュリティ要件を、系統用蓄電池の参入計画の観点で整理した。

2026.03.13

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長期脱炭素オークション第4回 ― 蓄電池は「認定セル優先約定」へ、製造国30%制限は廃止 サムネイル

長期脱炭素オークション第4回 ― 蓄電池は「認定セル優先約定」へ、製造国30%制限は廃止

資源エネルギー庁は制度検討作業部会 第112回(2026年3月4日)の資料3で、長期脱炭素電源オークション第4回入札に向けた蓄電池の約定方法を提示した。経済安全保障推進法の供給確保計画の認定を受けたメーカー製セルを使うリチウムイオン蓄電池案件を優先的に約定し、第3回で導入したセル製造国30%制限ルールは適用しない方針である。

2026.03.04

市場・価格

容量市場のNet CONE見直し ― 上限価格が約3.0万円/kWへ、蓄電池の容量収入の天井が動く サムネイル

容量市場のNet CONE見直し ― 上限価格が約3.0万円/kWへ、蓄電池の容量収入の天井が動く

資源エネルギー庁は制度検討作業部会 第112回(2026年3月4日)の資料5で、容量市場の指標価格(Net CONE)を最新の発電コスト検証WG値(2.05万円/kW、上限価格約3.0万円/kW)に見直す案と、容量拠出金負担の影響緩和措置(シングルプライス領域に上限を設定する案A-2を推奨)を議論した。目標調達量も諸元見直しで+584万kW増加する。

2026.03.04

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東京電力PG管内で初の再エネ出力制御を指示 ― 揚水619万kWでも余る昼、蓄電池に追い風 サムネイル

東京電力PG管内で初の再エネ出力制御を指示 ― 揚水619万kWでも余る昼、蓄電池に追い風

東京電力パワーグリッドは2026年3月1日、優先給電ルール(送配電等業務指針第174条)に基づき、管内で初めてとなる再生可能エネルギーの出力制御を指示した。好天で太陽光が高出力・需要が低い見通しとなり、火力抑制・揚水運転・域外送電でも供給過剰と判断。出力制御は同日11時から16時に実施された。

2026.03.01

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東京電力PG管内初の再エネ出力制御 実績速報 ― 制御量184万kW、揚水617万kW動員後もなお余った昼 サムネイル

東京電力PG管内初の再エネ出力制御 実績速報 ― 制御量184万kW、揚水617万kW動員後もなお余った昼

東京電力パワーグリッドは、管内初となる再エネ出力制御を実施した2026年3月1日の実績速報値を公表した。再エネ出力制御量は184万kW、出力制御期間は11時から16時。揚水617万kWを動員してもなお余った昼の電気の規模を、実数で示すレポートである。

2026.03.01

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IEA『Electricity 2026』の系統用バッテリー特集 ― 2024年63GW増設・累計124GW・コスト約150ドル/kWh サムネイル

IEA『Electricity 2026』の系統用バッテリー特集 ― 2024年63GW増設・累計124GW・コスト約150ドル/kWh

国際エネルギー機関(IEA)の年次電力市場報告『Electricity 2026 – Analysis and forecast to 2030』(全225ページ)は、予測期間を従来の3年から2026年〜2030年の5年に拡張し、グリッドとフレキシビリティを特集章に据えた。系統用バッテリーは2024年に63GWを増設して累計124GWに到達し、プロジェクトコストは約40%低下して約150ドル/kWhに。コスト低下と裏腹に、系統接続・許認可の多年度遅延と収益変動という課題も明示されている。

2026.02.19

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長期脱炭素電源オークション(脱炭素オークション)とは?“20年kW収入”の仕組みと、還付・リスクをやさしく整理

長期脱炭素電源オークション(脱炭素オークション)とは?
“20年kW収入”の仕組みと、還付・リスクをやさしく整理

買うのはkW(出せる力)発電量(kWh)とは別モノ。将来の供給力を確保する制度。 落札=ゴールではない供給開始・要件遵守・監視対応までが事業の本番。入金は「満額」ではない支払金額 = 容量確保契約金額− (還付/控除 + ペナルティ等)

2026.01.06

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容量市場メインオークション約定結果(2029年度)― 約定総額2兆2,094億円・全エリア指標価格超・蓄電池169万kW サムネイル

容量市場メインオークション約定結果(2029年度)― 約定総額2兆2,094億円・全エリア指標価格超・蓄電池169万kW

電力広域的運営推進機関(OCCTO)が公表した対象実需給年度2029年度のメインオークション約定結果は、約定総容量1億6,608万kW、経過措置を踏まえた約定総額2兆2,094億円となった。市場分断により約定価格は4ブロックに分かれ、いずれも指標価格(Net CONE 10,075円/kW)を上回った。蓄電池は放電可能時間3時間以上で安定電源として参加でき、応札容量は169万kW(全方式の1.0%)である。

2026.01.02

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JEPX(卸電力市場)入門 スポット/時間前のしくみと系統用蓄電池(BESS)の使い方まで一気に理解

JEPX(卸電力市場)入門 スポット/時間前のしくみと系統用蓄電池(BESS)の使い方まで一気に理解

JEPX(日本卸電力取引所)の基礎を、スポットと時間前の違いから価格の決まり方、BESSの使いどころまで一気に解説。最小単位・手数料・リスクにも触れ、初導入でも判断できます。

2025.10.19

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容量市場(OCCTO)とは?BESSの参加条件と収益の見方を、図解でやさしく解説

容量市場(OCCTO)とは?
BESSの参加条件と収益の見方を、図解でやさしく解説

容量市場は将来の供給力(kW)をオークションで前倒し確保し、約定価格は需要曲線と供給曲線の交点で決まります(エリア分断時は1.5倍上限あり)。 BESSは期待容量1,000kW以上・放電3時間以上で安定電源として参加でき、落札対価は月割(12分割)で支払われます。

2025.10.19

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初心者投資家向け・商品別に実務でわかる解説2026年版 需給調整市場(EPRX)入門 【BESS向け】

初心者投資家向け・商品別に"実務でわかる"解説
2026年版 需給調整市場(EPRX)入門 【BESS向け】

このスライドでは、需給調整市場(EPRX)の基本から、各商品の詳細仕様、実務参入のポイントまで、段階的に解説します。

2025.09.21

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脱炭素社会のキーテクノロジーである「系統用蓄電池(BESS)」のビジネスに特化した専門情報メディアです。

再生可能エネルギーの導入が加速する一方、その制度や技術は複雑で、変化のスピードも速まっています。
当メディアでは、系統用蓄電池の基礎知識はもちろん、FIT・FIP制度それぞれに対応した併設モデルの解説、需給調整市場や容量市場といったビジネスの現場、さらには関連法規や実務上の注意点まで、専門的かつ分かりやすく解説します。

これから事業を始める方の最初の羅針盤として、そして既に事業に取り組む方の情報収集の拠点として、皆様のビジネスを力強く後押しする情報をお届けしてまいります。