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エネルギー業界の今を発信する系統用蓄電池(BESS)ニュース
通称:ベスニュース
(本サイトに掲載している記事は、転載・引用が可能です。)

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作成日:2026.08.24

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※本記事は、作成日または最終更新日時点で公表されている制度情報・数値・資料に基づいて作成しています。

託送料金の値上げは2026年11月1日から
——第77回 料金制度専門会合で審査が大詰め

託送料金の値上げは2026年11月1日から——第77回 料金制度専門会合で審査が大詰め サムネイル

一般送配電8社が出した託送料金の値上げ申請そのものは、7月に本サイトでも基礎を整理しました。本記事はその続報です。申請から1か月半が経ち、審査が最終段階に入りました。

この記事を読む価値(系統用蓄電池の事業者へ)

2026年8月24日16時から開かれる第77回 料金制度専門会合は、議題4本のうち3本が託送料金です。「国民の声」への見解案、申請の審査、そして小売の約款変更届出。ここまで一括で並ぶということは、個別論点を積み残しなく片づけて承認へ持っていく段取りだと読めます。承認されれば、新しい託送料金は2026年11月1日から動き出します。

そして系統用蓄電池にとって、託送料金は「電気代が上がる」という他人事ではありません。充電するときも、放電するときも、託送のコストを払う側にいるからです。

この記事でいちばん言いたいこと

託送料金の値上げは「これから議論する話」ではなく、11月1日という適用日を持って審査の最終段階に入っている。系統用蓄電池は充電側で接続供給の託送料金を、放電側で発電側課金を負担するため、スプレッドの手取りがエリアごとに削られる。

新託送料金の適用開始
2026年11月1日
承認された場合
東京電力PG 5年合計
7兆6,062億円
現行比 +2,516億円
関西電力送配電 年換算
+1,056億円/年
7,244 → 8,300億円/年
適用期間(関西電力送配電)
17か月
2028年3月31日まで

1. 8月24日の会合で何が決まるのか——議題4本のうち3本が託送料金

やさしい説明
第77回料金制度専門会合の議題4本のうち「国民の声」への見解案・変更承認申請の審査・特定小売供給約款の変更届出の3本が託送料金に関するものであることと、配布資料が未公開であることを示したインフォグラフィック
図A:第77回 料金制度専門会合の議題4本のうち、②〜④の3本が託送料金に関するもの。
出典:経済産業省「電力・ガス取引監視等委員会 第77回 料金制度専門会合」開催案内。本記事の執筆時点で配布資料は未公開。

第77回 料金制度専門会合は、2026年8月24日(月)16時から18時まで、オンラインで開かれます。議題は4本です。

図1:第77回 料金制度専門会合の議題(2026年8月24日 16:00〜18:00・オンライン) ガス導管事業者の2024年度託送収支の事後評価(とりまとめ) 本記事の対象外 一送8社の収入の見通しの変更承認申請に係る「国民の声」に対する見解(案) 同申請の審査 同申請に伴い想定される特定小売供給約款の変更届出について
図1:②〜④がすべて今回の託送料金の話。承認後に起きることまで同じ日の議題に載っている。

注目したいのは、この3本の並び方です。②で寄せられた意見への回答を固め、③で申請そのものを審査し、④で「承認された場合に小売の約款がどう変わるか」まで先に扱う。承認後に起きることを同じ日の議題に載せているということは、承認を前提にした詰めの段階に来ていると読むのが自然です。

執筆時点の限界:会合は8月24日16時開始のため、本記事の執筆時点では配布資料が公開されていません。したがって、査定額がいくらになるのか、事務局案がどこまで踏み込むのかは本記事では書けません。資料の公開を待って追って更新します。
だから何が言いたいか。「まだ議論中だから様子見でよい」という段階は過ぎています。適用日が11月1日と示されている以上、事業計画側では9月中に前提を差し替えられる状態にしておく必要があります。

2. 8社はいくら申請したのか——一次情報で確認できた2社

やさしい説明
東京電力パワーグリッドの5年合計7兆6,062億円・現行比+2,516億円と、関西電力送配電の5年合計3兆7,626億円・年換算7,244億円から8,300億円への増額を並べ、残り6社は一次情報で未確認であることを示したインフォグラフィック
図B:一次情報で確認できたのは東京電力パワーグリッドと関西電力送配電の2社。残り6社と8社合計は未確認。
出典:東京電力パワーグリッド/関西電力送配電の公表資料。2社の単純合計は編集部による2社分の合計であって8社合計ではない。

2026年7月10日、一般送配電8社が電気事業法第17条の2第4項に基づいて、経済産業大臣に「託送供給等に係る収入の見通し」の変更承認を申請しました。レベニューキャップ制度でいう収入上限を、期の途中で引き上げる申請です。

図2:一次情報で確認できた2社の申請額 5年合計(第1規制期間 2023年度〜2027年度) 東京電力パワーグリッド 7兆6,062億円 現行比 +2,516億円 関西電力送配電 3兆7,626億円 2023年11月承認分比 +1,496億円 ※2社の棒は同一縮尺。橙が増額分。 関西電力送配電の年換算 7,244 現行 8,300 申請 +1,056億円/年(単位:億円/年)
図2:5年合計で見ると増額分は薄く見えるが、年換算に直すと関西電力送配電で年あたり1,056億円にあたる。

東京電力パワーグリッド

第1規制期間(2023年度〜2027年度)の5年合計で 7兆6,062億円。現行の承認額と比べて +2,516億円 です。新しい託送料金の適用は 2026年11月1日 を予定しています。

関西電力送配電

同じく5年合計で 3兆7,626億円。2023年11月に承認された額と比べて +1,496億円 です。関西電力送配電は年換算での内訳も公表していて、7,244億円/年 から 8,300億円/年 へ、年あたり +1,056億円 としています。適用期間は 2026年11月1日から2028年3月31日までの17か月 です。

年あたり1,056億円という数字は、この改定の重さを実感するのにちょうどよい単位です。5年合計の1,496億円という表現だと薄く見えますが、実際に効くのは残り17か月に圧縮された分であって、年ベースでは約14.6%の増にあたります(8,300 ÷ 7,244・編集部試算)。

残り6社は未確認

北海道電力ネットワーク、東北電力ネットワーク、中部電力パワーグリッド、四国電力送配電、九州電力送配電、沖縄電力の申請額は、本記事の執筆時点で一次情報から確認できていません。業界紙などが8社合計の数字を報じていますが、本サイトは一次情報主義をとっているため、原典で確認できていない合計値は掲載しません。

参考までに、確認できた2社だけを単純に足すと +4,012億円(5年合計ベース)になります。これは編集部による2社分の合計であって、8社合計ではありません。

だから何が言いたいか。エリアによって上がり幅は違います。東京と関西で数字の出し方(5年合計か年換算か)すら揃っていない以上、自社の案件がどのエリアにあるかで、影響の見積もり方を変える必要があります。

3. なぜ値上げなのか——レベニューキャップ制度と、2025年12月の整理変更

やさしい説明

ここは制度の作りを押さえておかないと腑に落ちない部分です。

レベニューキャップ制度では、一般送配電事業者があらかじめ5年分の収入上限(レベニューキャップ)を国に承認してもらい、その範囲内で託送料金を設定します。上限は期初に決めるので、途中で原価が動いてもすぐには反映されない——これが制度の建て付けでした。効率化のインセンティブを効かせるための設計です。

第1規制期間の収入上限が算定されたのは2021年度です。そこから、銅・アルミ・鋼材といった原材料費が上がり、工事の担い手を確保するための労務費が上がり、金利も上がりました。いずれも2021年度の算定時点では織り込めなかった変動です。送配電設備の工事は資材と人が大半を占めますから、ここが動くと必要な費用が積み上がります。

図3:値上げ申請にたどりつくまでの経緯 2021年度 収入上限を算定 (第1規制期間) その後 原材料費・労務費・ 金利が上昇 2025年12月16日 第72回 料金制度専門会合 物価・労務費を反映できるよう整理 2026年7月10日 一送8社が 変更承認申請 8月24日 第77回で審査
図3:制度の側が反映経路を開いたのが2025年12月16日。8社が同じ日に申請を出したのはそのためと読める。

問題は、制度設計時の整理では物価や労務費の変動を原価に反映しないことになっていた点でした。つまり、上がったコストを収入上限に持ち込む道がそもそも塞がっていたわけです。

この整理が変わったのが 2025年12月16日の第72回 料金制度専門会合です。ここで物価・労務費の変動を反映できるよう整理し直され、その先に今回の変更承認申請があります。

だから何が言いたいか。今回の値上げは、事業者が個別に「苦しいから上げたい」と言い出した話ではありません。制度の側が反映経路を開いたことによって初めて可能になった申請です。裏を返せば、第2規制期間以降も同じ経路で改定が起きうるということでもあります。

4. 2026年11月1日から何が変わるか——適用期間は2028年3月31日まで

やさしい説明

承認された場合、新しい託送料金は2026年11月1日から適用されます。関西電力送配電が示している適用期間は2026年11月1日から2028年3月31日まで。2028年3月31日は第1規制期間(2023年度〜2027年度)の最終日ですから、改定分は第1規制期間の残りにそのまま乗るという構造です。

図4:改定分が乗るのは第1規制期間の残り17か月 現行の託送料金 改定後(17か月) 2026年11月1日 2023年4月1日 2028年3月31日 第1規制期間(2023年度〜2027年度)
図4:適用開始は2026年11月1日。第1規制期間の最終日である2028年3月31日までが適用期間となる。

ここで一つ、実務上の注意があります。8月24日の議題4番目に「特定小売供給約款の変更届出について」が入っている点です。託送料金は小売各社の原価に入りますから、託送が変われば小売の規制料金メニューも連動して届出が必要になります。託送側の改定は、小売側の約款という形で末端まで波及するということです。

自社で小売事業を持たない蓄電池事業者にとっても、これは他人事ではありません。充電電力を小売から買っている場合、その調達契約の中に託送相当分が織り込まれているからです。

だから何が言いたいか。11月1日をまたぐ契約は、託送分の転嫁条項がどう書かれているかを確認しておく価値があります。改定分を誰が飲むのかが契約書のどこにも書かれていないケースは、実務上めずらしくありません。

5. 系統用蓄電池の収支にどう効くか——充電側と放電側の両方に効く

やさしい説明
系統用蓄電池が充電側では接続供給の託送料金を、放電側では発電側課金を負担し、新託送料金の適用が2026年11月1日から2028年3月31日までの17か月であることを示したインフォグラフィック
図C:蓄電池は充電側で接続供給の託送料金を、放電側で発電側課金を負担する。適用は2026年11月1日から。
本記事で確認できたのは収入上限(レベニューキャップ)の申請額であって、kWhあたり・kWあたりの託送単価ではない。

ここが本記事の本題です。系統用蓄電池は、電気を買って充電し、価格の高い時間帯に放電して売る。この差額(スプレッド)が収益の源泉です。そして託送料金は、このスプレッドの入口と出口の両方に噛んでいます。

図5:託送コストは充電側にも放電側にもかかる 系統用蓄電池 買って貯めて売る 系統から受電 =需要家の立場 充電 接続供給の託送料金 系統へ送電 =発電の立場 放電 発電側課金 送り出すだけの電源と違い、蓄電池は入口でも出口でも託送を負担する=手取りが両側から削られる
図5:太陽光のように「送り出すだけ」の電源であれば託送コストは片側にしか効かないが、蓄電池は買って売る商売なので両側に効く。

充電側:接続供給の託送料金

充電するとき、蓄電所は系統から電気を受け取る側、つまり需要家の立場にあります。ここには接続供給の託送料金がかかります。託送料金が上がれば、同じ量を充電するのに払う額が増えます。

放電側:発電側課金

放電するとき、蓄電所は系統に電気を送り出す側、つまり発電の立場にあります。ここには発電側課金がかかります。送り出す側でも託送のコストを負担するという構造です。

両方に効くということの意味

太陽光発電のように「送り出すだけ」の電源であれば、託送コストは片側にしか効きません。ところが蓄電池は買って売る商売なので、入口で増え、出口でも増えます。

これは、スプレッドの絶対幅が変わらないなら、手取りだけが両側から削られることを意味します。しかも改定幅はエリアごとに違いますから、同じ入札戦略を全国に横展開している事業者ほど、エリア別に採算が割れていくことになります。

単価はまだ書けません。本記事で確認できたのは収入上限(レベニューキャップ)の申請額であって、kWhあたり・kWあたりの託送単価がいくらになるかではありません。収入上限の増加率がそのまま単価の増加率になるわけでもありません。単価が公表されるまで、具体的な円/kWhの試算は控えます。
だから何が言いたいか。11月1日以降、エリアごとに手取りの前提が変わります。単価が公表された段階で、充電側・放電側の両方を織り込んでエリア別に採算を引き直す作業が要ります。

よくある質問

託送料金の値上げはいつから適用されますか。

承認された場合、2026年11月1日からの適用が予定されています。関西電力送配電が示している適用期間は2026年11月1日から2028年3月31日までの17か月です。

東京電力パワーグリッドと関西電力送配電はいくら申請したのですか。

東京電力パワーグリッドは第1規制期間(2023年度〜2027年度)の5年合計で7兆6,062億円、現行比+2,516億円です。関西電力送配電は5年合計3兆7,626億円、2023年11月承認分比+1,496億円で、年換算では7,244億円/年から8,300億円/年(+1,056億円/年)としています。

8社合計の申請額はいくらですか。

本記事の執筆時点では、一次情報から確認できていません。確認できたのは東京電力パワーグリッドと関西電力送配電の2社分のみです。本サイトは一次情報主義をとっているため、原典で確認できていない合計値は掲載しません。

なぜレベニューキャップ制度なのに、期の途中で収入上限を増やせるのですか。

制度設計時の整理では物価・労務費の変動を原価に反映しないことになっていましたが、2025年12月16日の第72回 料金制度専門会合で反映できるよう整理し直されました。今回の変更承認申請はその整理を前提にしています。

8月24日の会合で結論は出るのですか。

議題には「国民の声」に対する見解(案)、申請の審査、承認された場合の特定小売供給約款の変更届出の3本が並んでいます。ただし本記事の執筆時点では配布資料が公開されていないため、審議結果や査定額については記載していません。

系統用蓄電池の収支にはどう影響しますか。

蓄電池は充電時に接続供給の託送料金を、放電時に発電側課金を負担します。託送料金が上がると、充電側でコストが増え、放電側でもコストが増えるため、充放電のスプレッドの手取りが両側から削られます。

具体的に1kWhあたりいくら上がるのですか。

本記事で確認できたのは収入上限の申請額であり、kWhあたり・kWあたりの単価ではありません。単価が公表されるまで、具体的な試算は掲載しません。

まとめ

  • 一般送配電8社が2026年7月10日に出した託送供給等に係る収入の見通しの変更承認申請は、8月24日の第77回 料金制度専門会合で「国民の声」への見解案・審査・小売約款の変更届出まで一括で審議される段階に入った。
  • 一次情報で確認できたのは東京電力パワーグリッド(5年合計7兆6,062億円・現行比+2,516億円)と関西電力送配電(同3兆7,626億円・2023年11月承認分比+1,496億円、年換算7,244→8,300億円/年)の2社分。残り6社と8社合計は未確認。
  • 値上げの背景は、2021年度の算定時点で織り込めなかった原材料費・労務費・金利の上昇と、2025年12月16日の第72回会合で物価・労務費の反映経路が開かれたこと。
  • 適用は2026年11月1日から。関西電力送配電の適用期間は2028年3月31日まで(17か月)。
  • 系統用蓄電池は充電側で接続供給の託送料金、放電側で発電側課金を負担するため、スプレッドの手取りが両側から削られる。単価公表後にエリア別で採算を引き直す必要がある。

発行・監修

系統用蓄電池(BESS)に関する国内外の一次情報を毎日モニタリングし、制度・市場・安全の3領域で解説しています。
一次情報主義
官公庁・送配電事業者・市場運営機関が公表した原典のみを根拠とし、業界紙・ブログ等の二次情報は本文に採録しません。
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誤りが判明した場合は本文を修正のうえ、ページ下部の更新ログに訂正内容と日付を残します。記述の差し替えを黙って行いません。

出典(一次情報)

  1. 東京電力パワーグリッド 託送供給等に係る収入の見通しの変更承認申請に関する公表資料(PDF)https://www.tepco.co.jp/pg/company/press-information/press/2026/pdf/26x2301.pdf
  2. 関西電力送配電 託送供給等に係る収入の見通しの変更承認申請に関する公表ページhttps://www.kansai-td.co.jp/new-consignment-fee/detail_20260710.html
  3. 関西電力送配電 変更承認申請書(PDF・上記ページの添付資料)https://www.kansai-td.co.jp/new-consignment-fee/pdf/detail_20260710_02.pdf
  4. 経済産業省 第77回 料金制度専門会合 開催案内(2026年8月24日)https://www.meti.go.jp/shingikai/information/2026/20260824_3k.html
  5. 電力・ガス取引監視等委員会「託送料金とレベニューキャップ制度」https://www.egc.meti.go.jp/info/revenue_cap/
更新ログ:2026-08-24 初版公開(第77回 料金制度専門会合の配布資料は未公開のため、審議結果・査定額は未記載)

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            〜BESS関連製品53件を登録番号付きで公開〜BMS/PCS/EMS/ESS関連の★1適合ラベル取得製品(当社再照合:2026-04-17、IPA製品リスト最終更新:2026-04-15)

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需給調整市場の価格改定、上限価格が15円→10円で蓄電池の収益はどうなる?【2026年9月1日適用案】〜正式公表前でも、蓄電池ビジネスの収支を「10円前提」で見直すべき理由〜

「容量市場に間に合わない?」〜コード取得済みでも要注意〜 蓄電池事業者が確認すべき【法人名義・参加区分・電源リスト】
〜事業者コードは最大3週間、系統コードは3〜4週間〜OCCTO資料から“参加登録の本当の落とし穴”を整理

電力広域的運営推進機関(OCCTO)は2026年7月7日、容量オークションへの参加を予定する事業者に対し、事業者コード、系統コード、クライアント証明書を早めに準備するよう注意を呼びかけました。

2026.07.30

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需給調整市場の価格改定、上限価格が15円→10円で蓄電池の収益はどうなる?【2026年9月1日適用案】〜正式公表前でも、蓄電池ビジネスの収支を「10円前提」で見直すべき理由〜

需給調整市場の価格改定、上限価格が15円→10円で蓄電池の収益はどうなる?【2026年9月1日適用案】
〜正式公表前でも、蓄電池ビジネスの収支を「10円前提」で見直すべき理由〜

資源エネルギー庁は、2026年7月14日の「第4回 電力安定供給ワーキンググループ」で、需給調整市場の一次調整力・二次調整力①・複合商品の上限価格を、15円から10円へ引き下げる案を示しました。適用時期は、2026年9月1日実需給分からとされています。

2026.07.24

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需給調整市場の上限価格を15円から10円へ―2026年9月1日実需給分から適用、蓄電池は値を下げても応札を続ける サムネイル

需給調整市場の上限価格を15円から10円へ―2026年9月1日実需給分から適用、蓄電池は値を下げても応札を続ける

電力安定供給ワーキンググループ第4回の資料6で、事務局は一次・二次①・複合商品の上限価格を現行15円/ΔkW・30分から10円へ引き下げ、2026年9月1日実需給分から適用する案を示した。前日取引化から約3か月たっても応札未達が続いていることが根拠である。

2026.07.14

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需給調整市場の2025年度「成績表」 ― 複合商品の総約定量は前年度比約9%減、単価は低下傾向 サムネイル

需給調整市場の2025年度「成績表」 ― 複合商品の総約定量は前年度比約9%減、単価は低下傾向

EPRX(電力需給調整力取引所)は2025年度の取引実績と取引監視レポートを公表した(2026年6月18日)。複合商品の総約定量は前年度比約9%減、北海道を除く平均約定単価はおおむね4円/ΔkW・30分以下で推移。明確な禁止行為は確認されなかったが、高値応札は継続監視の対象とされた。

2026.07.07

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【2026年7月1日改定】知らないと損する蓄電池の新ルール!〜申請忘れでペナルティ1

【2026年7月1日改定】知らないと損する蓄電池の新ルール!
〜申請忘れでペナルティ1.5倍も…!事業者必見の7つの注意点〜

2026年6月18日、EPRX(一般社団法人 電力需給調整力取引所)は、需給調整市場の取引規程類を2026年7月1日付で改定すると発表しました。

2026.06.30

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容量市場の外側で休止火力を維持する「予備電源」― 募集量は東100万・西68万kW、目安単価14,860円/kW サムネイル

容量市場の外側で休止火力を維持する「予備電源」― 募集量は東100万・西68万kW、目安単価14,860円/kW

電力広域的運営推進機関(OCCTO)は2026年6月17日、「予備電源募集に係る基本要件(2027年度・2028年度制度適用開始向け)」を公表した。募集量は50Hz東エリア100万kW・60Hz西エリア68万kW、応札単価の目安は直近3回の容量市場メインオークション上限価格の平均14,860円/kWで、2026年8月頃に募集要綱公表・応札が始まる。対象は送電端10万kW以上の安定電源(火力)に限定され、蓄電池は対象外である。

2026.06.17

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蓄電池にも追い風?需給調整市場「30分化」で複合商品の応札量30.3%増でも“足りない”理由〜市場参加の広がるチャンスと応札不足と出力制御対応の課題〜

蓄電池にも追い風?需給調整市場「30分化」で複合商品の応札量30.3%増でも“足りない”理由
〜市場参加の広がるチャンスと応札不足と出力制御対応の課題〜

電力広域的運営推進機関(OCCTO)は、2026年6月9日に第61回「需給調整市場検討小委員会」と第78回「調整力の細分化及び広域調達の技術的検討に関する作業会」の合同会議を開きました。

2026.06.16

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120万kWが蓄電池の“稼ぎ場”を変える? EPRX、東京エリアの調整力募集量を見直し

120万kWが蓄電池の“稼ぎ場”を変える? EPRX、東京エリアの調整力募集量を見直し
〜東京電力PGが揚水発電機の調整力を随意契約で確保、市場募集量から控除へ〜

EPRXは、東京エリアで揚水発電機を用いた随意契約が締結されたことに伴い、2026年5月26日実需給分から複合市場商品の募集量を見直すと告知した。

2026.06.04

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長期脱炭素電源オークション(2025年度応札)落札電源一覧 ― 系統用蓄電池19件の事業者・案件・容量 サムネイル

長期脱炭素電源オークション(2025年度応札)落札電源一覧 ― 系統用蓄電池19件の事業者・案件・容量

電力広域的運営推進機関(OCCTO)は2026年5月13日、長期脱炭素電源オークション(応札年度:2025年度・第3回)約定結果の別紙として「落札電源一覧」を公表した。脱炭素電源28件・LNG専焼火力4件の応札事業者名・案件名・電源種・落札容量が一覧化され、脱炭素電源28件のうち19件を系統用蓄電池が占めた。

2026.05.13

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長期脱炭素電源オークション(応札年度2025年度)約定結果の詳細 ― 蓄電池落札率46%・年度別分布・セル30%制限 サムネイル

長期脱炭素電源オークション(応札年度2025年度)約定結果の詳細 ― 蓄電池落札率46%・年度別分布・セル30%制限

電力広域的運営推進機関(OCCTO)は2026年5月13日、長期脱炭素電源オークション(応札年度:2025年度・第3回)の約定結果を公表した。脱炭素電源は約定総容量426.1万kW・約定総額4,748億円/年(過去3年平均)、蓄電池は応札125.1万kW・落札率46%。実需給年度別・発電方式別の落札容量と容量拠出金試算まで収録する公式結果資料である。

2026.05.13

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長期脱炭素電源オークションの応札価格監視(2025年度応札) ― 減額約4億円・取下げ約80億円と査定基準 サムネイル

長期脱炭素電源オークションの応札価格監視(2025年度応札) ― 減額約4億円・取下げ約80億円と査定基準

電力・ガス取引監視等委員会は、2026年1月に広域機関が実施した長期脱炭素電源オークション(応札年度:2025年度)について、落札候補全件(23者34電源)の応札価格を監視した結果を公表した。18者26電源に不認容項目を通知し、監視対象の当初約定総額約6,276億円/年に対し減額は約4億円/年、応札取下げ1件に伴う減額は約80億円/年である。

2026.05.13

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EPRX需給調整市場 取引規程 2026年7月1日改定案 ― 本則+別冊(二次調整力①・一次調整力・複合約定)を読み解く サムネイル

EPRX需給調整市場 取引規程 2026年7月1日改定案 ― 本則+別冊(二次調整力①・一次調整力・複合約定)を読み解く

電力需給調整力取引所(EPRX)は、需給調整市場の取引規程本則および別冊(二次調整力①・一次調整力・複合約定)について、2026年7月1日改定・同日実施とする改定案(全62ページ)を公表した。取引会員資格・リソース要件・事前審査(実働試験)・入札・約定処理・アセスメント・売買手数料等、蓄電池の市場参加ルールの根幹を定める制度文書である。

2026.05.11

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EPRX需給調整市場 取引規程 2026年7月1日改定案 ― 本則+別冊(三次調整力②・三次調整力①・二次調整力②)を読み解く サムネイル

EPRX需給調整市場 取引規程 2026年7月1日改定案 ― 本則+別冊(三次調整力②・三次調整力①・二次調整力②)を読み解く

電力需給調整力取引所(EPRX)は、需給調整市場の取引規程本則および別冊(三次調整力②・三次調整力①・二次調整力②)について、2026年7月1日改定・同日実施とする改定案(全62ページ)を公表した。取引会員資格・リソース要件・事前審査(実働試験)・入札・約定処理・アセスメント・売買手数料等、蓄電池の市場参加ルールの根幹を定める制度文書である。

2026.05.11

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容量市場のNet CONE見直しと「2段階シングルプライス(案A-2)」 ― ペナルティレート90時間化と蓄電池への影響 サムネイル

容量市場のNet CONE見直しと「2段階シングルプライス(案A-2)」 ― ペナルティレート90時間化と蓄電池への影響

制度検討作業部会の第114回会合に『第二十五次中間とりまとめ(案)』(全50ページ)が提出された。容量市場のNet CONE(指標価格)を最新の発電コスト検証WG値(約2.05万円/kW・上限約3.1万円/kW)へ見直す方向を整理し、2026年度メインオークションでは影響緩和措置として「2段階シングルプライス(案A-2)」を採用。ペナルティレートZは30時間から90時間へ見直される。

2026.05.08

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EPRX、需給調整市場の売買手数料が倍増へ〜2026年度は0.06円/ΔkW・30分、4月1日実需給分から適用〜

EPRX、需給調整市場の売買手数料が倍増へ
〜2026年度は0.06円/ΔkW・30分、4月1日実需給分から適用〜

ePRXは、2026年度の需給調整市場の売買手数料単価を0.06円/ΔkW・30分(税抜)に決定しました。2025年度の0.03円/ΔkW・30分(税抜)から、単価は2倍です。

2026.05.05

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長期脱炭素電源オークション(2025年度応札)約定結果 ― 蓄電池は応札125.1万kW・落札率46%、次回検討へ サムネイル

長期脱炭素電源オークション(2025年度応札)約定結果 ― 蓄電池は応札125.1万kW・落札率46%、次回検討へ

資源エネルギー庁と電力広域的運営推進機関(OCCTO)の共同事務局は、第73回容量市場の在り方等に関する検討会の資料3で、長期脱炭素電源オークション(応札年度:2025年度・第3回)の約定結果を報告した。脱炭素電源は約定総容量426.1万kW・約定総額4,748億円/年(過去3年平均)。蓄電池は応札125.1万kW・落札率46%だった。

2026.05.02

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IRENA『24/7 Renewables』を読む ― 太陽光・風力+蓄電池の「firm LCOE」が測るファーム化の経済性 サムネイル

IRENA『24/7 Renewables』を読む ― 太陽光・風力+蓄電池の「firm LCOE」が測るファーム化の経済性

国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、変動性の太陽光・風力を蓄電池(BESS)等と組み合わせて「ファーム化」(一定の信頼度で24時間365日供給可能にする)した電力の経済性を、新指標「firm LCOE(ファーム化均等化発電原価)」で評価する報告書を公表した。95%信頼度でのコスト推移(2020〜2035年)と火力との競争力を提示する。

2026.05.01

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電取委がJEPX規程変更に異存なし 2026年4月のスポット市場新システムで取引ルールはどう変わるか

電取委がJEPX規程変更に異存なし
2026年4月のスポット市場新システムで取引ルールはどう変わるか

2026-03-23、電取委(電力・ガス取引監視等委員会。電力市場を監視する国の委員会)は、JEPX(日本卸電力取引所)の業務規程変更について、経済産業大臣に「異存なし」と回答しました。JEPX側では、その後の2026-03-30改定版規程が公表されています。

2026.04.28

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世界の蓄電池導入は108GW・前年比40%増 ― IEAが“最速成長の電源技術”と位置づけ サムネイル

世界の蓄電池導入は108GW・前年比40%増 ― IEAが“最速成長の電源技術”と位置づけ

国際エネルギー機関(IEA)は年次報告『Global Energy Review 2026』(2026年4月公表)で、2025年に世界で108GWの蓄電池が新規導入され、前年比40%増・2021年比11倍に達したと報告した。LFPが導入の約90%、約80%が系統用(ユーティリティスケール)、中国が約60%を占める。日本の系統用蓄電池の技術選定・放電時間設計・調達戦略の前提となる一次データを読み解く。

2026.04.24

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容量市場のNet CONE・上限価格見直し ― 影響緩和は「二段階シングルプライス」案3が有力に サムネイル

容量市場のNet CONE・上限価格見直し ― 影響緩和は「二段階シングルプライス」案3が有力に

資源エネルギー庁は第113回制度検討作業部会(2026年4月3日)の資料5『容量市場について』で、指標価格Net CONEと上限価格の見直しに伴う影響緩和策として案2(Net CONE超はマルチプライス併用)と案3(二段階シングルプライス)を比較し、確実な供給力確保の観点から案3が望ましいと整理した。2027年度実需給向け追加オークションの開催判断、非効率石炭火力の稼働抑制誘導措置もあわせて議論された。

2026.04.03

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北海道で蓄電池を需給調整市場に出す前に ― 2入札方式不可・専用線受口上限、5つの参入制約を読み解く サムネイル

北海道で蓄電池を需給調整市場に出す前に ― 2入札方式不可・専用線受口上限、5つの参入制約を読み解く

北海道電力ネットワークは2026年3月12日付(第1版)で、北海道エリアの需給調整市場参加・余力活用契約締結にあたっての同社システム上の参入制約を公表した。単体ネガポジリソース(揚水・蓄電池)の2入札方式不可、専用線オンラインの受口数上限、20超のリスト・パターン不可、片方向のみの余力活用不可、専用線オンラインでの出力変化量指令不可 ― 蓄電池の市場参入・運用に直接効く制約が整理されている。

2026.04.01

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起動費は“後から精算”へ ― 需給調整市場の事後精算ルールを説明資料53ページから読み解く サムネイル

起動費は“後から精算”へ ― 需給調整市場の事後精算ルールを説明資料53ページから読み解く

電力需給調整力取引所(EPRX)は、需給調整市場における起動費等および経済差替時の扱いに関する事後精算の説明資料(全53ページ)を2026年4月1日付で修正した。不落ブロックの起動費・最低出力までの機会費用・停止再起動費用を属地TSOと事後精算する運用ルールは2025年4月1日実需給分から適用されており、今回の修正で経済差替分の精算と精算額の公表(第19項)が新たに加わった。

2026.04.01

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精算の前提は、この覚書 ― 起動費他事後精算に関する契約書のひな形(全13ページ)を読み解く サムネイル

精算の前提は、この覚書 ― 起動費他事後精算に関する契約書のひな形(全13ページ)を読み解く

需給調整市場で起動費等の事後精算を希望する取引会員が、属地の送配電事業者と締結する『需給調整市場(起動費他事後精算)に関する契約書の覚書』のひな形(2026年4月1日以降版・全13ページ)をEPRXが公開している。不落ブロック・約定間不落・起動費未回収分相当額・経済差替え・等分メリット単価分など30の用語を定義し、精算対象と提出様式を規定する契約実務の一次資料である。

2026.04.01

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ルールブック改定、402ページ ― 取引規程(需給調整市場)Ver17の新旧対照表を読み解く サムネイル

ルールブック改定、402ページ ― 取引規程(需給調整市場)Ver17の新旧対照表を読み解く

電力需給調整力取引所(EPRX)は、取引規程(需給調整市場)の2026年4月1日改定(Ver17)の新旧対照表(全402ページ・本則+全6商品別冊)を公表した。第2条(定義)に起動供出機・持ち下げ供出機・起動費単価分・返還区分等を追加し、第36条(差替え)・第44条(返還情報の登録)を改定。起動費等の事後精算ルールと一体で機能する規程整備であり、需給調整市場入札の根幹規程の改定である。

2026.04.01

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米国で4時間電池の容量価値が下がる理由 ― FERC 2025 State of the Marketsに見る蓄電池の中心化 サムネイル

米国で4時間電池の容量価値が下がる理由 ― FERC 2025 State of the Marketsに見る蓄電池の中心化

米国連邦エネルギー規制委員会(FERC)のスタッフ報告『2025 State of the Markets』(2026年3月公表)は、2025年に発電容量が56GW増え、系統連系キュー2,130GWの74%を太陽光・蓄電池が占める実態を示した。一方で4時間電池の容量寄与率は95%から85%へ逓減する見通しで、より長い持続時間を求める構造変化が見える。

2026.03.24

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需給調整市場×低圧系統連系蓄電池:2026年度の低圧リソース活用・機器個別計測と注意点

需給調整市場×低圧系統連系
蓄電池:2026年度の低圧リソース活用・機器個別計測と注意点

低圧小規模リソースの活用と機器個別計測の制度動向をやさしく解説・低圧の蓄電池で需給調整市場を狙うなら、まず計測の場所(受電点/機器点)が論点。

2026.03.16

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需給調整市場への参入手続き全図解 ― 機器個別・低圧リソース導入と機器点計量フローの新設(2026年3月14日施行) サムネイル

需給調整市場への参入手続き全図解 ― 機器個別・低圧リソース導入と機器点計量フローの新設(2026年3月14日施行)

電力需給調整力取引所(EPRX)は、需給調整市場への参入から入札・運用・精算までの全業務フローを定めた取引ガイド別紙『業務フロー』(全70ページ)を2026年3月14日に改定・施行した。機器個別・低圧リソースの導入、機器単位の計量(機器点計量)、派生パターン変更のフローが新たに整理され、より小規模・分散的な蓄電池リソースの参入の道が広がる。

2026.03.14

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需給調整市場5商品のスペックと時刻表 ― 全商品前日取引化・入札開始30分前倒しへ(第6版) サムネイル

需給調整市場5商品のスペックと時刻表 ― 全商品前日取引化・入札開始30分前倒しへ(第6版)

電力需給調整力取引所(EPRX)が2026年3月13日に公表した『需給調整市場の商品要件と取引スケジュール』第6版を解説する。一次〜三次調整力②の応動時間・継続時間・回線・最低入札量などの技術要件と、全商品前日取引化・入札開始30分前倒しに伴う取引スケジュールの改定点を、系統用蓄電池の応札商品選定の観点で整理した。

2026.03.13

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需給調整市場への参入準備 ― 契約締結まで工事不要で約6ヶ月、専用線なら約15ヶ月の工程を読む サムネイル

需給調整市場への参入準備 ― 契約締結まで工事不要で約6ヶ月、専用線なら約15ヶ月の工程を読む

電力需給調整力取引所(EPRX)が公表する『(参考)事前準備が必要な内容』第10版(2026年3月13日以降適用・全15ページ)を解説する。需給調整市場への参入に必要な標準スケジュール、簡易指令システム/専用線オンラインの工事要否・工期・通信仕様・セキュリティ要件を、系統用蓄電池の参入計画の観点で整理した。

2026.03.13

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長期脱炭素オークション第4回 ― 蓄電池は「認定セル優先約定」へ、製造国30%制限は廃止 サムネイル

長期脱炭素オークション第4回 ― 蓄電池は「認定セル優先約定」へ、製造国30%制限は廃止

資源エネルギー庁は制度検討作業部会 第112回(2026年3月4日)の資料3で、長期脱炭素電源オークション第4回入札に向けた蓄電池の約定方法を提示した。経済安全保障推進法の供給確保計画の認定を受けたメーカー製セルを使うリチウムイオン蓄電池案件を優先的に約定し、第3回で導入したセル製造国30%制限ルールは適用しない方針である。

2026.03.04

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容量市場のNet CONE見直し ― 上限価格が約3.0万円/kWへ、蓄電池の容量収入の天井が動く サムネイル

容量市場のNet CONE見直し ― 上限価格が約3.0万円/kWへ、蓄電池の容量収入の天井が動く

資源エネルギー庁は制度検討作業部会 第112回(2026年3月4日)の資料5で、容量市場の指標価格(Net CONE)を最新の発電コスト検証WG値(2.05万円/kW、上限価格約3.0万円/kW)に見直す案と、容量拠出金負担の影響緩和措置(シングルプライス領域に上限を設定する案A-2を推奨)を議論した。目標調達量も諸元見直しで+584万kW増加する。

2026.03.04

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東京電力PG管内で初の再エネ出力制御を指示 ― 揚水619万kWでも余る昼、蓄電池に追い風 サムネイル

東京電力PG管内で初の再エネ出力制御を指示 ― 揚水619万kWでも余る昼、蓄電池に追い風

東京電力パワーグリッドは2026年3月1日、優先給電ルール(送配電等業務指針第174条)に基づき、管内で初めてとなる再生可能エネルギーの出力制御を指示した。好天で太陽光が高出力・需要が低い見通しとなり、火力抑制・揚水運転・域外送電でも供給過剰と判断。出力制御は同日11時から16時に実施された。

2026.03.01

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東京電力PG管内初の再エネ出力制御 実績速報 ― 制御量184万kW、揚水617万kW動員後もなお余った昼 サムネイル

東京電力PG管内初の再エネ出力制御 実績速報 ― 制御量184万kW、揚水617万kW動員後もなお余った昼

東京電力パワーグリッドは、管内初となる再エネ出力制御を実施した2026年3月1日の実績速報値を公表した。再エネ出力制御量は184万kW、出力制御期間は11時から16時。揚水617万kWを動員してもなお余った昼の電気の規模を、実数で示すレポートである。

2026.03.01

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IEA『Electricity 2026』の系統用バッテリー特集 ― 2024年63GW増設・累計124GW・コスト約150ドル/kWh サムネイル

IEA『Electricity 2026』の系統用バッテリー特集 ― 2024年63GW増設・累計124GW・コスト約150ドル/kWh

国際エネルギー機関(IEA)の年次電力市場報告『Electricity 2026 – Analysis and forecast to 2030』(全225ページ)は、予測期間を従来の3年から2026年〜2030年の5年に拡張し、グリッドとフレキシビリティを特集章に据えた。系統用バッテリーは2024年に63GWを増設して累計124GWに到達し、プロジェクトコストは約40%低下して約150ドル/kWhに。コスト低下と裏腹に、系統接続・許認可の多年度遅延と収益変動という課題も明示されている。

2026.02.19

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長期脱炭素電源オークション(脱炭素オークション)とは?“20年kW収入”の仕組みと、還付・リスクをやさしく整理

長期脱炭素電源オークション(脱炭素オークション)とは?
“20年kW収入”の仕組みと、還付・リスクをやさしく整理

買うのはkW(出せる力)発電量(kWh)とは別モノ。将来の供給力を確保する制度。 落札=ゴールではない供給開始・要件遵守・監視対応までが事業の本番。入金は「満額」ではない支払金額 = 容量確保契約金額− (還付/控除 + ペナルティ等)

2026.01.06

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容量市場メインオークション約定結果(2029年度)― 約定総額2兆2,094億円・全エリア指標価格超・蓄電池169万kW サムネイル

容量市場メインオークション約定結果(2029年度)― 約定総額2兆2,094億円・全エリア指標価格超・蓄電池169万kW

電力広域的運営推進機関(OCCTO)が公表した対象実需給年度2029年度のメインオークション約定結果は、約定総容量1億6,608万kW、経過措置を踏まえた約定総額2兆2,094億円となった。市場分断により約定価格は4ブロックに分かれ、いずれも指標価格(Net CONE 10,075円/kW)を上回った。蓄電池は放電可能時間3時間以上で安定電源として参加でき、応札容量は169万kW(全方式の1.0%)である。

2026.01.02

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JEPX(卸電力市場)入門 スポット/時間前のしくみと系統用蓄電池(BESS)の使い方まで一気に理解

JEPX(卸電力市場)入門 スポット/時間前のしくみと系統用蓄電池(BESS)の使い方まで一気に理解

JEPX(日本卸電力取引所)の基礎を、スポットと時間前の違いから価格の決まり方、BESSの使いどころまで一気に解説。最小単位・手数料・リスクにも触れ、初導入でも判断できます。

2025.10.19

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容量市場(OCCTO)とは?BESSの参加条件と収益の見方を、図解でやさしく解説

容量市場(OCCTO)とは?
BESSの参加条件と収益の見方を、図解でやさしく解説

容量市場は将来の供給力(kW)をオークションで前倒し確保し、約定価格は需要曲線と供給曲線の交点で決まります(エリア分断時は1.5倍上限あり)。 BESSは期待容量1,000kW以上・放電3時間以上で安定電源として参加でき、落札対価は月割(12分割)で支払われます。

2025.10.19

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初心者投資家向け・商品別に実務でわかる解説2026年版 需給調整市場(EPRX)入門 【BESS向け】

初心者投資家向け・商品別に"実務でわかる"解説
2026年版 需給調整市場(EPRX)入門 【BESS向け】

このスライドでは、需給調整市場(EPRX)の基本から、各商品の詳細仕様、実務参入のポイントまで、段階的に解説します。

2025.09.21

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脱炭素社会のキーテクノロジーである「系統用蓄電池(BESS)」のビジネスに特化した専門情報メディアです。

再生可能エネルギーの導入が加速する一方、その制度や技術は複雑で、変化のスピードも速まっています。
当メディアでは、系統用蓄電池の基礎知識はもちろん、FIT・FIP制度それぞれに対応した併設モデルの解説、需給調整市場や容量市場といったビジネスの現場、さらには関連法規や実務上の注意点まで、専門的かつ分かりやすく解説します。

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