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エネルギー業界の今を発信する系統用蓄電池(BESS)ニュース
通称:ベスニュース
(本サイトに掲載している記事は、転載・引用が可能です。)

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作成日:2026.08.13

更新日:

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制度・政策・審議会

系統アクセス/ノンファーム

#制度(総称)

#制度タイプ:系統アクセス

#電力広域的運営推進機関

#制度・ルール文書(約款・要領等)

#契約・工事・連系

※本記事は、作成日または最終更新日時点で公表されている制度情報・数値・資料に基づいて作成しています。

系統用蓄電池は“量”から“貢献”へ!補助金・接続・運用で国が示した次の評価軸
〜令和7年度補正の評価方針と、系統接続・DR・サイバー対策の全体像〜

系統用蓄電池は“量”から“貢献”へ!補助金・接続・運用で国が示した次の評価軸

資源エネルギー庁は2026年7月28日、「分散型エネルギー推進戦略ワーキンググループでの議論について」を公表しました。この資料は、7月28日に新制度を始めることを発表したものではありません。家庭や企業に置く蓄電池、DR、系統用蓄電池、再エネ併設蓄電池について、今後どのような設備・運用を支援し、どのようなルールを整えていくかをまとめた政策パッケージです。
その中で特に注目したいのが、2025年12月末時点で、系統用蓄電池の連系済み量が64万kWである一方、契約申込み量は約3,000万kWに達していることです。単純比較では約47倍の開きがあります。この大きな開きを前に、国が示した方向性は、蓄電池をただ増やすだけではありません。どこに設置し、どの市場で運用し、再エネや送電網にどう役立てるかまで含めて、電力システムへの貢献を重視するものです。

要点まとめ(まずここだけ3行)

・系統用蓄電池は、連系済み64万kWに対し、契約申込みが約3,000万kWまで積み上がっています。ただし、この差だけで「大半の案件が失敗する」と判断することはできません。

・国は、蓄電池の導入量だけでなく、卸電力市場の活用、系統混雑の緩和、サプライチェーン、地域共生などを重視する方向を示しました。

・令和7年度補正では、一部が具体的な公募方針として示されましたが、接続制度やサイバー対策などには、まだ検討段階の内容も含まれます。

7月28日資料は「新制度の施行」ではなく政策パッケージの整理

7月28日資料で示された系統用蓄電池政策の全体像 具体化した公募方針と、今後の方向性を分けて読む

2-1.今回具体化したのは令和7年度補正の公募方針

7月28日資料は、需要側蓄電池、DR、系統用蓄電池、再エネ併設蓄電池を一つの「分散型エネルギーリソース」として整理しています。
DR(デマンド・リスポンス)とは、電力の需給状況に合わせて、家庭や企業が電気を使う量や時間を変える取組です。
資料の大部分は、これまでのワーキンググループで示された課題と、今後の施策の方向性をまとめたものです。
その中で具体性が高いのが、令和7年度補正予算における系統用蓄電池導入支援事業の公募方針です。資料では、再エネ出力制御の抑制、サプライチェーン強靱化、地域共生について、採点審査での評価や必須要件が示されています。
ただし、これは「公募の方針」です。申請条件、配点、提出書類などの最終的な実務は、公表される公募要領で確認する必要があります。

2-2.接続・DR・サイバー対策の多くは今後の方向性

一方、次の内容は、7月28日から一斉に始まった新制度ではありません。

・系統情報の公開拡充

・ノンファーム型接続の検討

・系統用蓄電池の地域共生ガイドライン

・低圧機器のIoT化支援

・DRready対象機器の拡大

・JC-STAR★2以上の基準整備

・機器利用に関するガイドライン整備

「検討」「方針」「支援」「要件」といった言葉を区別して読むことが重要です。今回の資料から分かるのは、すべての制度内容や開始日が決まったことではなく、国が今後どこを重点化しようとしているかです。

連系済み64万kWに対し、契約申込みは約3,000万kW

64万kWと約3,000万kW 約47倍の差は「失敗率」ではない

3-1.単純比較で約47倍、ただし「失敗率」ではない

資料によると、2025年12月末時点の系統用蓄電池は、次の状況です。

・連系済み量:64万kW

・契約申込み量:約3,000万kW

契約申込み量は、連系済み量の約47倍です。ただし、ここでいう約3,000万kWは「接続検討の申込み」ではなく、契約申込み量です。
また、この数字には再エネ併設蓄電池の導入量は含まれていません。さらに、連系済み量はすでに運転段階へ進んだ設備、契約申込み量はこれから工事や契約手続きを進める案件です。
段階が異なるため、この差をそのまま「約98%が失敗する」「約98%が架空案件である」と読むことはできません。この数字が示しているのは、連系まで進んだ設備に比べて、将来案件が非常に多く積み上がっているという事実です。

3-2.2040年度280万〜1,000万kWは政府目標ではない

資料では、系統用・再エネ併設蓄電池の2040年度導入見通しとして、280万〜1,000万kWという幅が示されています。ただし、資料は、この数値について政府目標ではないと明記しています。外部機関が、現在の導入状況や将来のコスト、電力システム全体の費用を抑える考え方などを基に試算した「見通し」です。したがって、

・2040年度に最低280万kWを導入する政府目標

・1,000万kWまで必ず導入される予測

・約3,000万kWの契約申込みがすべて連系する見通し

という意味ではありません。

系統用蓄電池は「容量」だけでなく「どう使うか」が評価軸に

蓄電池は「何MW」より「どう使うか」へ 充放電の時間・立地・市場活用が新しい評価軸

4-1.調整力だけでなくアービトラージにも活用

資料は、現在の系統用蓄電池について、調整力としての活用が中心であり、アービトラージへの活用は限定的だと整理しています。
調整力とは、電気の需要と供給のずれを短時間で調整する力です。アービトラージとは、電力価格が安い時間に充電し、高い時間に放電して価格差を活用する運用です。
国は、今後、調整力だけでなくアービトラージにも活用し、再エネの余剰電力を吸収できる蓄電池を重点的に導入・運用する方向を示しています。
これは、蓄電池の価値を「何MWあるか」だけでなく、「いつ充電し、いつ放電するか」で評価する考え方です。

4-2.系統混雑を緩和する立地・運用を促す

蓄電池は、どこに設置しても同じように電力系統へ貢献するわけではありません。送電線が混雑しやすい場所で、混雑を悪化させない時間に充電し、必要な時間に放電できれば、系統増強や再エネ出力制御の抑制に役立つ可能性があります。
そのため資料では、系統混雑の緩和に貢献する立地や運用へ誘導する必要性を課題として挙げています。事業者にとっては、単に土地価格や接続費だけで場所を選ぶのではなく、その地点で蓄電池がどのような運用を求められる可能性があるかも重要になります。

4-3.再エネ併設蓄電池はFITからFIPへの移行も視野

再エネ発電所に併設する蓄電池については、FITからFIPへの移行などを通じて、再エネを電力市場へ統合していく方向が示されています。
FITは、再エネ電気を固定価格で買い取る制度です。FIPは、市場で電気を売る収入に一定のプレミアムを上乗せする制度です。再エネ併設蓄電池を使えば、発電した電気をそのまま売るだけでなく、価格や系統状況に応じて充電・放電する運用が可能になります。ただし、資料に示されたのは導入促進の方向性です。FITからFIPへの移行が全案件に義務化されたわけではありません。

令和7年度補正で示された4つの評価・要件

補助金審査で見る4つの評価・要件 必須は1つ、高評価は3つ

5-1.卸電力市場の利用計画は高評価、運用実績も確認

令和7年度補正の公募方針では、年間に電力市場で取引する電力量のうち、卸電力取引市場での取引量を一定割合以上とする事業計画を、採点審査で高く評価するとしています。
卸電力取引市場とは、発電事業者や小売電気事業者などが電気を売買する市場です。重要なのは、計画を書くだけでは終わらないことです。採択後は、事業計画に沿った運用が行われたかを「活用状況報告書」で確認するとされています。
つまり、補助金審査は設備導入時だけでなく、導入後の使い方まで確認する方向です。なお、「一定割合」が何%なのかは、7月28日資料には記載されていません。

5-2.将来の系統混雑緩和策への協議は必須

将来、系統混雑を緩和する新しい仕組みが整備された場合、必要なエリアでは、その仕組みの適用について一般送配電事業者との協議に応じることが必須要件とされています。
ここで求められているのは、現時点で特定の制御方式を導入することではありません。将来、制度が整備された場合に、一般送配電事業者との協議を拒まず、必要な対応を検討することです。
実際の対象エリア、制御方法、費用負担などは、今後整備される制度によって決まります。

5-3.認定メーカーの「自社拠点製造セル」を高評価

サプライチェーン強靱化では、経済安全保障推進法に基づく供給確保計画の認定を受けたメーカーが、自ら保有する製造拠点で製造したセルを採用する案件を高く評価するとしています。
セルとは、蓄電池を構成する最小単位の電池です。第三者への委託やOEMにより、認定メーカーが保有する拠点以外で製造されたセルは、この高評価の対象には含まれません。
ただし、これは「OEMセルを使った案件はすべて補助対象外」という意味ではありません。7月28日資料が示しているのは、認定メーカーの自社拠点製造セルを使う場合に、採点審査で高く評価するという方針です。

5-4.騒音対策など地域共生を高評価

系統用蓄電池の設置・運用に当たり、騒音対策など地域との共生に配慮した計画を高く評価する方針も示されました。
蓄電所では、PCS、変圧器、空調設備などから音が発生します。法令上の基準を満たすだけでなく、住宅との距離、夜間運転、機器配置、防音対策などを早い段階から検討することが重要です。
資料では、地域と共生し、長期に電力システムへ貢献する事業者を評価する仕組みも検討するとしています。

5-5.NITEガイドライン準拠などは次年度以降も含めて検討

安全性向上に向けたNITEガイドラインへの準拠については、7月28日資料で示された今回の具体的な評価項目・必須要件として、直ちに全面適用されるものではありません。
NITEは、製品事故や安全性などを扱う独立行政法人製品評価技術基盤機構です。資料では、制度面を含めて詳細設計を進め、次年度以降も予算措置が続く場合に、実施可能なものから評価へ盛り込む方向で検討するとしています。
したがって、「令和7年度補正からNITEガイドライン準拠が一律必須になった」と書くのは正確ではありません。

系統接続は「早める」と「実現性を確かめる」を同時に進める

系統接続は「早める」と「確かめる」を同時に 接続可能性の拡大と、申込み規律を両輪で進める

6-1.情報公開とノンファーム型接続で接続可能性を高める

資料では、系統用蓄電池の迅速な系統接続に向けて、系統情報の公開拡充やノンファーム型接続の導入などを挙げています。
ノンファーム型接続とは、送電線の容量を常に確保する代わりに、混雑時の出力制御などを受け入れて接続する仕組みです。系統の空き容量、将来の混雑、接続予定設備などの情報が増えれば、事業者は土地取得や接続検討に進む前に、案件の実現性を判断しやすくなります。
ただし、7月28日資料だけでは、充電側ノンファーム型接続の正式な開始日や全国共通の詳細ルールまでは示されていません。

6-2.土地使用権原と保証金で申込みの規律を強化

一方で、資料は接続を早めるだけでなく、系統接続の適切な規律確保も掲げています。具体策として挙げられているのは、次のような内容です。

・土地使用権原の要件化

・契約申込み時の保証金引上げ

・接続手続きに必要な情報の確認

ここから読み取れるのは、接続可能性を広げる施策と同時に、土地や資金の準備が進んだ実現性の高い案件を見極めようとする方向です。
今後のBESS事業では、系統枠を押さえてから土地や資金を考えるのではなく、用地、資金調達、設備仕様、運用計画を早い段階からそろえる重要性が高まります。

需要側はIoT・DRready、共通課題はサイバーセキュリティ

需要側はIoT・DRreadyへ サイバー対策は「システム全体」と「機器」の2段階

7-1.低圧機器のIoT化と報酬を組み合わせる

需要側では、家庭用・業務産業用蓄電池などを継続的に導入するとともに、実際にDRへ活用できる機器を増やす方向が示されています。
IoT化とは、機器を通信ネットワークにつなぎ、遠隔で状態を確認したり制御したりできるようにすることです。資料が挙げた主な施策は、次のとおりです。

・既設機器・設備のIoT化支援を低圧へ拡大

・家庭用燃料電池やEV充電器・充放電器のDRready化

・経済DRや市場取引に基づくDR実績の把握

・低圧機器のIoT化と報酬を組み合わせたDR支援

DRreadyとは、外部からの指示などに応じて、電力使用量を調整できる機能を備えた状態です。国は、機器を設置するだけでなく、通信・制御できる状態にし、実際に動かした実績を把握する方向へ進めようとしています。

7-2.ERAB全体と機器の両方で対策する

分散型エネルギー機器が通信でつながるほど、サイバー攻撃や不正操作への対策が重要になります。資料では、サイバーセキュリティを次の2段階で整理しています。

・ERABシステム全体

ERABサイバーセキュリティガイドラインに準拠し、事業者、通信、制御システムを含む全体の安全性を確保します。

・PCSなどの機器

電力分野特有のリスクや、制御システムに必要な機能を考慮し、JC-STAR★2以上の基準整備・導入や、適切な機器利用に関するガイドライン整備を検討します。

ERABとは、蓄電池、EV、発電設備などをまとめて制御し、電力市場や需給調整に活用する仕組みです。JC-STARは、IoT機器のセキュリティ要件への適合性を示す制度です。ここでも注意したいのは、7月28日からすべての蓄電池設備にJC-STAR★2取得が義務付けられたわけではないことです。資料に書かれているのは、基準の整備や導入を進める方向性です。

投資家・事業者が今から確認すべき6項目

投資家・事業者が今確認する6項目 新たな法定要件ではなく、事業計画の実務チェック

7月28日資料を事業計画へ落とし込む場合は、少なくとも次の6項目を確認する必要があります。

1.蓄電池を何のために運用するのか

調整力だけでなく、卸電力市場、再エネ余剰の吸収、系統混雑緩和など、複数の使い方を整理します。

2.接続地点が電力システムへどう貢献するのか

空き容量だけでなく、将来の混雑や再エネ出力制御との関係を確認します。

3.補助金申請後も計画どおり運用できるのか

卸電力市場での取引計画だけでなく、活用状況報告書で示せる実績管理の体制が必要です。

4.セルのメーカーと製造拠点を確認できるか

メーカー名だけでなく、認定の有無、自社製造拠点か、OEMかを確認します。

5.地域共生策を事業費へ織り込んでいるか

騒音、景観、住民説明、保守体制などを設計初期から検討します。

6.土地・資金・通信・サイバー対策を同時に準備できるか

系統接続だけを先行させず、土地使用権原、保証金、EMS・PCS、通信、セキュリティまで一体で管理する必要があります。

よくある誤解(Q&A)

Q

2026年7月28日から新しい蓄電池制度が始まったのですか?

A: いいえ。資料は、これまでの議論と今後の方向性を整理したものです。ただし、令和7年度補正の公募方針については、具体的な評価・要件が示されています。

Q

契約申込み約3,000万kWのすべてが連系するのですか?

A: そのような見通しは示されていません。契約申込み量と連系済み量は手続きの段階が異なり、将来の取下げや計画変更もあり得ます。

Q

2040年度280万〜1,000万kWは政府目標ですか?

A: いいえ。外部機関が一定の前提で試算した導入見通しであり、政府目標とは異なります。

Q

卸電力市場で何%以上取引すれば高評価になりますか?

A: 7月28日資料には具体的な割合は書かれていません。最終的な公募要領で確認する必要があります。

Q

OEMセルを使うと補助対象外になりますか?

A: 7月28日資料は、そのようには書いていません。OEMセルは、認定メーカーの自社拠点製造セルとしての「高評価」の対象には含まれないという整理です。

Q

NITEガイドラインへの準拠は今回から必須ですか?

A: 7月28日資料では、次年度以降も予算措置が続く場合に、実施可能なものから評価へ盛り込む方向で検討するとされています。

Q

JC-STAR★2はすでに全設備の必須条件ですか?

A: いいえ。資料では、基準の整備や導入を進める方向が示されている段階です。

出典(一次情報のみ)

資源エネルギー庁「分散型エネルギー推進戦略ワーキンググループでの議論について」

公表日:2026-07-28

https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/saiene_shuryoku/pdf/003_01_00.pdf

資源エネルギー庁「第50回省エネルギー小委員会 事務局資料2 分散型エネルギー推進戦略ワーキンググループでの議論について」

公表日:2026-06-26

https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/shoene_shinene/sho_energy/pdf/050_02_00.pdf

電力広域的運営推進機関「系統の接続および利用ルールについて〜系統用蓄電池〜」

作成日:2025-04-01

https://www.occto.or.jp/assets/grid/business/documents/chikudenchi_20250901.pdf

資源エネルギー庁「第7回次世代電力系統ワーキンググループ 資料1-1 系統用蓄電池をはじめとする発電等設備の迅速な系統連系に向けた対応について」

公表日:2026-02-09

https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/saisei_kano/smart_power_grid_wg/pdf/007_01_01.pdf

監修者

監修者 青栁 福雄

青栁 福雄
Aoyagi fukuo

Energy Link 取締役 COO

系統運用・需要側制御・スマートグリッド分野の実務家。東京電力にて変電所の建設・運用・保守および大口顧客向けエネルギーソリューションに従事。マイエナジー出向時には2002年日韓ワールドカップの複数会場および国際放送センターの電源責任を担当。東光高岳では執行役員としてスマートグリッド事業を統括し、NEDO事業等に参画。2019年にEnergy Linkを創業し、分散型電源の導入・利活用を推進。

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            〜BESS関連製品53件を登録番号付きで公開〜BMS/PCS/EMS/ESS関連の★1適合ラベル取得製品(当社再照合:2026-04-17、IPA製品リスト最終更新:2026-04-15)

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同じ「蓄電」でも7万円台と20万円に!国の電源オークション案で何が変わる?
〜第4回長期脱炭素電源オークションで示された、蓄電池・長時間蓄電の上限価格案を解説〜

2026年6月23日、経済産業省・資源エネルギー庁の電力安定供給ワーキンググループで、第4回長期脱炭素電源オークションに向けた制度見直し案が示されました。

2026.07.07

制度・政策・審議会

【東京エリアで40〜50円台】電力スポット価格はなぜ急騰?EGCが示した4つの原因と蓄電池への影響

【東京エリアで40〜50円台】電力スポット価格はなぜ急騰?EGCが示した4つの原因と蓄電池への影響
価格高騰は「蓄電池に必ず追い風」ではない。見るべきは平均価格ではなく、エリア別の価格差

2026年6月10日に開催された第11回「次世代電力系統ワーキンググループ」で、データセンターや大規模工場などが確保した電力系統の容量を、計画どおり使わない場合の新たな規律が議論されました。

2026.07.02

制度・政策・審議会

蓄電池は“安さ”だけで選ぶ時代が終わる? 経産省新戦略の3つの数字【国内製造基盤150GWh/年】【売上高3倍】【全固体電池2030年】を解説!

2035年の電力は本当に大丈夫? “調整役”が9エリア(沖縄除く)で合計で最大23%増!〜東北・九州は広域融通がカギ〜
〜楽観視できない理由をOCCTO資料から読み解く〜

電力広域的運営推進機関(OCCTO)は第120回「調整力及び需給バランス評価等に関する委員会」の配布資料で、2029年度と2035年度の調整力確保状況を報告しました。

2026.06.25

制度・政策・審議会

予約した電気”を使わないと費用請求?30MW以上の大口需要に新ルール案!

予約した電気”を使わないと費用請求?30MW以上の大口需要に新ルール案!
〜「蓄電池」から「電源システム」へ。国の新戦略を、購入・投資・事業判断に使える形で整理します〜

2026年6月10日に開催された第11回「次世代電力系統ワーキンググループ」で、データセンターや大規模工場などが確保した電力系統の容量を、計画どおり使わない場合の新たな規律が議論されました。

2026.06.23

制度・政策・審議会

蓄電池は“安さ”だけで選ぶ時代が終わる? 経産省新戦略の3つの数字【国内製造基盤150GWh/年】【売上高3倍】【全固体電池2030年】を解説!

電力市場に新ルール?!「3年前・1年前のkWh確保」で蓄電池ビジネスはどう変わる?
〜中長期取引市場は“蓄電池専用市場”ではない。BESS事業者・投資家・アグリゲーターが見るべきポイント〜

経済産業省・資源エネルギー庁は、将来の電気を中長期で取引しやすくする「中長期取引市場」の制度設計を議論しています。

2026.06.18

制度・政策・審議会

蓄電池は“安さ”だけで選ぶ時代が終わる? 経産省新戦略の3つの数字【国内製造基盤150GWh/年】【売上高3倍】【全固体電池2030年】を解説!

蓄電池は“安さ”だけで選ぶ時代が終わる? 経産省新戦略の3つの数字【国内製造基盤150GWh/年】【売上高3倍】【全固体電池2030年】を解説!
〜蓄電池ビジネスに高まる期待と注目される理由〜

経済産業省は2026年6月2日、2022年8月に策定した「蓄電池産業戦略」を見直し、新たに「蓄電池・電源産業戦略」として改訂しました。

2026.06.12

制度・政策・審議会

100万kW不足の恐れ、2029年度の東北・東京に電力需給の黄信号!〜蓄電池ビジネスに高まる期待と注目される理由〜

100万kW不足の恐れ、2029年度の東北・東京に電力需給の黄信号!
〜蓄電池ビジネスに高まる期待と注目される理由〜

・OCCTOは、2029年度の東北・東京エリアで、厳気象H1需要時のH1予備率が1.6%まで下がる可能性を示しました。

2026.06.09

制度・政策・審議会

2040年最大3,300万kW見通し!蓄電池は「置くだけ」では選ばれない時代へ

2040年最大3,300万kW見通し!蓄電池は「置くだけ」では選ばれない時代へ
〜経産省資料で見えた、BESSの運用・立地・地域共生・サイバー対策の新評価軸〜

系統用蓄電池は、2025年12月末時点で連系済み64万kW、契約申込み約3,000万kWとされ、案件開発の関心が急速に高まっています。

2026.06.02

制度・政策・審議会

火力発電停止で始まる、50MW級メガソーラー260カ所、蓄電池なら3,120カ所分の供給力争奪戦!

火力発電停止で始まる、50MW級メガソーラー260カ所、蓄電池なら3,120カ所分の供給力争奪戦!
〜容量市場・予備電源・出力制御・蓄電池併設が、再エネ事業の収益モデルを変える〜

2030年までに、2025年度比で火力発電1,300万kWの休廃止が計画されています。これは50MW級メガソーラー260カ所分の設備容量に相当します。

2026.05.28

制度・政策・審議会

『第118回 調整力及び需給バランス評価等に関する委員会』停電コストと調整力はどうなる?

『第118回 調整力及び需給バランス評価等に関する委員会』停電コストと調整力はどうなる?
〜停電コストはどう扱われる?需給検証・調整力確保の注目審議〜

2026年度夏季は全エリアで予備率3%以上を確保できる見通しですが、東京エリアの8月夕方17時は、kW公募97.6万kWを織り込んでも3.5〜3.7%にとどまります。

2026.05.21

制度・政策・審議会

電気は足りなくなる?電力制度改革は実装段階へ〜第5回「次世代電力・ガス事業基盤構築小委員会」の議事録で見えた「予備率3%」と5つの焦点〜

『第36回 産業構造転換分野ワーキンググループ』次世代蓄電池は“性能競争”から“実装競争”へ
〜 蓄電池案件は「価格」と「利回り」だけでは判断できない段階へ〜

次世代蓄電池は、研究段階から、パイロットライン(量産前の試験生産ライン)で量産性を検証する段階に進んでいます。

2026.05.19

制度・政策・審議会

申込み済みでも受付されない?系統用蓄電池の接続検討、8月にも「件数上限」へ申込み済みでも受付されない?系統用蓄電池の接続検討、8月にも「件数上限」へ

申込み済みでも受付されない?系統用蓄電池の接続検討、8月にも「件数上限」へ
〜BESS事業者が確認すべき「未回答件数」と「土地の権利書類」〜

系統用蓄電池(送電系統につなぐ蓄電設備)の接続検討に、同一の系統連系希望者ごとの件数上限が入る見込みです。

2026.05.19

制度・政策・審議会

電気は足りなくなる?電力制度改革は実装段階へ〜第5回「次世代電力・ガス事業基盤構築小委員会」の議事録で見えた「予備率3%」と5つの焦点〜

電気は足りなくなる?電力制度改革は実装段階へ
〜第5回「次世代電力・ガス事業基盤構築小委員会」の議事録で見えた「予備率3%」と5つの焦点〜

経済産業省・資源エネルギー庁は、第5回「次世代電力・ガス事業基盤構築小委員会」のページに議事録を掲載しています。

2026.05.14

制度・政策・審議会

50%以上を初回に支払う?系統用蓄電池の初期負担増加へ

50%以上を初回に支払う?系統用蓄電池の初期負担増加へ
〜OCCTO新ルールで保証金10%・初回支払50%以上に〜

系統用蓄電池の契約申込み時の保証金は、工事費負担金概算の10%として整理されました。通常の5%より重い扱いです。

2026.05.12

制度・政策・審議会

あなたの太陽光、蓄電池の再エネ併設補助金を受けられる?YES/NOフローチャートでわかる

蓄電池ビジネスはどう変わる?
〜第113回部会で見えた容量市場、短期供給力、再エネ併設の新論点〜

第113回で最も大きい論点は、容量市場だけでは足りない分を、実需給の直前に追加で確保する仕組みを制度化しようとしている点です。

2026.05.08

制度・政策・審議会

第3回分散型エネルギー推進戦略WG申込み3,000万kWで始まる『選別』

第3回分散型エネルギー推進戦略WG申込み3,000万kWで始まる『選別』
〜再エネ併設・系統用蓄電池は何が変わるのか〜

第3回分散型エネルギー推進戦略WGで示された「約3,000万kW」は、系統用蓄電池の契約申込み量です。

2026.05.08

制度・政策・審議会

あなたの太陽光、蓄電池の再エネ併設補助金を受けられる?YES/NOフローチャートでわかる

系統用蓄電池の接続はどう変わる?
〜第10回次世代電力系統WGで見えた空押さえ対策と8月開始の新運用〜

2026年8月1日開始予定の新運用では、1事業者が同じ送配電エリアで同時に抱えられる「接続検討」の件数に上限がかかります。 7月31日時点で受付済みの案件は従来どおり回答されますが、8月1日時点で未受付の案件には上限が適用される予定です。

2026.05.03

制度・政策・審議会

あなたの太陽光、蓄電池の再エネ併設補助金を受けられる?YES/NOフローチャートでわかる

4月20日開催『第23回 同時市場の在り方等に関する検討会』
〜市場参加者が確認すべき論点を整理〜

・このフローチャートは、どの補助金ルートを選ぶべきかを整理するための入口図です。太陽光オーナーは、まずA〜Cの再エネ併設ルート、またはD/Eの需要側ルートを確認します。

2026.05.03

制度・政策・審議会

あなたの太陽光、蓄電池の再エネ併設補助金を受けられる?YES/NOフローチャートでわかる

あなたの太陽光、蓄電池の再エネ併設補助金を受けられる?YES/NOフローチャートでわかる
〜太陽光オーナー向けに、最適な蓄電池補助金ルートをチェック!〜

太陽光発電をすでに導入しているなら、次に考えるのは蓄電池かもしれません。しかし、蓄電池に対する補助金は設置場所や設備によって異なります。再エネ併設、業務用、家庭用など、どの補助金ルートが適用されるのかを最初に整理することが大切です。

2026.04.30

制度・政策・審議会

SIIの蓄電池補助が始動 令和7年度補正の大規模業務産業用・再エネ併設で公募開始、申請書類も公開

接続検討は2026年4月に何が変わる?
〜高圧の新様式と早期回答のポイントをやさしく解説〜
配電系統に連系する高圧の発電等設備を対象に始まる、接続検討の運用変更と新様式のポイント

2026年4月から、配電系統に連系する高圧の発電等設備の接続検討では、申込時に「上位系統増強の受容性の有無」と「工事費負担金の上限額」を示す運用が始まります。
この“早期回答”は、検討途中で申込者の条件に合わないと分かった場合に、主に「連系否」を速やかに返しやすくする仕組みです。全案件の承諾が一律に早くなる制度ではありません。

2026.04.21

制度・政策・審議会

SIIの蓄電池補助が始動 令和7年度補正の大規模業務産業用・再エネ併設で公募開始、申請書類も公開

SIIの蓄電池補助が始動 令和7年度補正の大規模業務産業用・再エネ併設で公募開始、申請書類も公開
初心者向け解説:令和7年度補正の蓄電池補助公募の概要と申請のポイント

蓄電池補助金制度の概要SII(一般社団法人環境共創イニシアチブ)は、令和7年度補正の「大規模業務産業用蓄電システム等導入支援事業」と「再エネ電源併設蓄電システム等導入支援事業」の公募を、いずれも2026年3月24日に開始し、2026年3月27日に申請書類と交付申請の手引きを公開しました。締切は両事業とも

2026.04.16

制度・政策・審議会

系統用蓄電池の取引 注意喚起:だまし討ちを防ぐ4つの確認ポイント

JC-STAR要件化:系統連系における実務対応ガイド
2027年4月・10月適用開始 ― 太陽光発電・蓄電池の新規接続に必須となるセキュリティ要件

2027年4月以降(低圧50kW未満は2027年10月以降)、太陽光発電・蓄電池の新規系統連系では、通信機能を有する制御システムにJC-STAR★1取得製品の利用が要件化されます。 本資料は、制度上の起点である「新規に系統に接続される時期」と、低圧(50kW未満)の実務で特に重要になる「契約申込み時期」を分けて、対象範囲と確認ポイントを整理します。

2026.04.14

制度・政策・審議会

系統用蓄電池の取引 注意喚起:だまし討ちを防ぐ4つの確認ポイント

系統用蓄電池の取引
注意喚起:だまし討ちを防ぐ4つの確認ポイント

系統用蓄電池は、書類(回答書/約款/申込条件)や制度前提の違いで「収益」と「追加費用」が逆転することがあります。本資料は、取引で起きやすい"誤認させる説明パターン"を、一次情報に沿って点検できる形に整理します。注意:特定の企業・案件を名指ししない一般的な注意喚起です。最終判断は、資源エネ庁・OCCTO・一般送配電・自治体・消防へ確認してください。

2026.04.07

制度・政策・審議会

N-1電制とは?事故時だけ瞬時に発電を抑えて系統の空きを増やす仕組み

N-1電制とは?
事故時だけ瞬時に発電を抑えて系統の空きを増やす仕組み

単一設備故障時に瞬時に発電出力を制限し、平常時の送電容量を拡大する仕組みです。再エネ接続を促進する一方、事業判断には費用負担やリスクの正確な理解が不可欠となります。

2025.12.25

制度・政策・審議会

揚水の特措置とは?託送料金の二重課金を避ける仕組みと適用条件をやさしく解説

揚水の特措置とは?
託送料金の二重課金を避ける仕組みと適用条件をやさしく解説

・揚水発電や蓄電池を介して電気を外へ送る形だと、託送料金が二重に課され得ることがあります。 ・その回避のため、充電側は「ロス相当分」など必要な部分だけを課金対象にできる特別措置が、一般送配電事業者の託送供給等約款(附則)にあります。

2025.12.25

制度・政策・審議会

ノンファーム型接続とは?「自由席」で系統につなぐ仕組みと出力制御の注意点(超入門)

ノンファーム型接続とは?
「自由席」で系統につなぐ仕組みと出力制御の注意点(超入門)

送電容量を「あらかじめ確保しない」代わりに、混雑時は出力制御(発電を抑える)を前提に系統へつなぐ方式。[S1][S2] ・指定席 = ファーム 型容量を確保してつなぐ

2026.01.05

制度・政策・審議会

発電事業「10MWないと事業者になれない?」を正しく理解BESS(蓄電池)にも対応した電気事業法の解説

発電事業「10MWないと事業者になれない?」を正しく理解
BESS(蓄電池)にも対応した電気事業法の解説

10MWは「届出要否」の基準であり、事業可否の線引きではありません。BESSの放電も発電に含まれ、10MW未満でも系統連系・売電は可能です。

2025.10.20

制度・政策・審議会

脱炭素社会のキーテクノロジーである「系統用蓄電池(BESS)」のビジネスに特化した専門情報メディアです。

再生可能エネルギーの導入が加速する一方、その制度や技術は複雑で、変化のスピードも速まっています。
当メディアでは、系統用蓄電池の基礎知識はもちろん、FIT・FIP制度それぞれに対応した併設モデルの解説、需給調整市場や容量市場といったビジネスの現場、さらには関連法規や実務上の注意点まで、専門的かつ分かりやすく解説します。

これから事業を始める方の最初の羅針盤として、そして既に事業に取り組む方の情報収集の拠点として、皆様のビジネスを力強く後押しする情報をお届けしてまいります。