
確認したのは新潟の8月28日作成の一覧表
東北電力ネットワークが公開する新潟県・66kV以下の送電線予想潮流等一覧表を、公式のCSVとPDFで照合しました。ファイル内部の作成日は2026年8月28日です。2026年10月22日に公式ページ上の掲載リンクから取得しています。
集計対象は一覧表の356件です。電圧欄は66kVが333件、33kVが21件、11kVが2件となっており、356件を「66kVの設備だけの件数」として扱うことはできません。
本記事の対象はこの新潟送電線一覧表です。他県の資料、変電所一覧表、系統状況マップの更新範囲までは判定していません。また、原典の作成日を記事公開日の10月22日と混同しないでください。
制御可能性とN-1電制は別の欄として読む
| 一覧表の項目 | 集計結果 |
|---|---|
| 一覧表の収録件数 | 356件 |
| 平常時出力制御可能性「有り」 | 356件 |
| N-1電制適用可否「可」 | 124件 |
| 当該設備が制御起因となる「対象」 | 11件 |
356件すべての平常時出力制御可能性に「有り」と記載されています。そのうち、制御が必要となりうる系統の「当該設備」欄が「対象」のものは11件でした。これはN-1電制「可」124件とは別の集計です。
当該設備と上位系等考慮の空容量欄は、356件とも「-」です。本記事では記号を0MWへ変換せず、空容量の数値を推定していません。
「有り」も「可」も個別案件の接続可否を決める値ではない
公式ページと留意事項は、平常時出力制御の有無によらず、系統混雑時の出力制御を条件とするノンファーム型接続の仕組みを案内しています。一方、一覧表の予想潮流、空容量、平常時出力制御の可能性は目安です。希望する連系点などで条件が異なるため、接続検討による詳細確認が必要とされています。
N-1電制の「可」にも留保があります。公式留意事項の(5)は、熱容量制約の解消を目的とする適用可否の目安であり、費用便益評価によって設置を判断すると説明しています。「可」だけを根拠に、N-1電制が設置されることや、増強工事なしで連系できることを事業計画の確定条件にしないでください。
この資料は、発電所および蓄電所の放電側の連系による逆潮流評価を主な目的としています。充電側の接続条件をこの一覧だけから判断することもできません。
候補地点では原典の設備番号から確認する
新潟県内で連系点を検討する場合は、候補地点に対応する送電線の設備番号を確認し、一覧表の行と照合します。N-1電制の可否、適用可能量、制御の起因となる系統を同じ行で読み、個別の接続検討で条件を確かめる順番です。
今回の集計から、個別案件の制御時間や制御量、充放電収益は算出していません。収支検討に使う場合も、一覧表の「有り」を実際の制御頻度へ置き換えず、必要な前提を別途確認してください。
数値照合表・原典の確認
| 照合対象 | 本文の表記 | 一次資料の該当箇所 |
|---|---|---|
| 一覧表の作成日 | 2026年8月28日 | CSV先頭行/PDF1頁右上 |
| 収録件数 | 356件 | CSV設備行全件/PDF全5頁の設備番号 |
| 電圧欄の内訳 | 66kV333件・33kV21件・11kV2件 | CSV「電圧(kV)」欄 |
| 平常時出力制御可能性「有り」 | 356件 | CSV同名欄/PDF全5頁 |
| N-1電制適用可否「可」 | 124件 | CSV同名欄/PDF全5頁 |
| 当該設備が制御起因の「対象」 | 11件 | CSV「平常時出力制御が必要となりうる系統(当該設備)」欄 |
| 空容量の表示 | 両方の空容量欄が356件とも「-」 | CSV当該設備・上位系等考慮の欄 |
| N-1電制の設置判断 | 適用可でも設置を保証しない | 留意事項1頁(5) |
よくある質問
どの範囲のデータを確認した記事ですか。
東北電力ネットワークの公式ページに掲載されている、2026年8月28日作成の新潟県・66kV以下の送電線予想潮流等一覧表です。CSVの356件を集計し、PDF全5頁の設備番号・記載と照合しました。他県や変電所の更新範囲を判定した記事ではありません。
356件はすべて66kVの送電線ですか。
66kVだけではありません。電圧欄の内訳は66kVが333件、33kVが21件、11kVが2件です。356件は66kV以下の一覧表全体の件数です。
制御可能性「有り」は連系できないという意味ですか。
公式ページと留意事項は、平常時出力制御の有無によらず、系統混雑時の出力制御を条件とするノンファーム型接続によって連系する仕組みを案内しています。ただし一覧表の値は目安であり、個別地点の接続可否は接続検討による詳細確認が必要です。
N-1電制「可」の124件なら、設置や連系が保証されますか。
保証されません。公式留意事項はN-1電制の適用可否を熱容量制約の解消を目的とする目安とし、費用便益評価で設置を判断するため、「可」でも設置されるとは限らないと説明しています。
当該設備が制御起因の11件とは何ですか。
一覧表の「平常時出力制御が必要となりうる系統(当該設備)」欄が「対象」となっている件数です。「N-1電制適用可否」欄の「可」124件とは別の集計です。
空容量欄の「-」は0MWですか。
本記事は「-」を0MWへ読み替えていません。今回確認した356件は当該設備・上位系等考慮の空容量欄がともに「-」です。記号から具体的な接続可能量を補わず、個別地点の条件を接続検討で確認してください。
蓄電所の充電側の接続条件も分かりますか。
公式留意事項は、発電所および蓄電所の放電側の連系による逆潮流評価を主な目的としています。この一覧の値だけでは充電側の接続条件を判断できません。放電側も含め、個別案件の確認が必要です。
この数値は10月22日現在の実測値ですか。
一覧表の作成日は2026年8月28日です。2026年10月22日に公式掲載ファイルを取得して照合したもので、同日の系統状態を実測した値ではありません。記事の公開日と原典の作成日を分けて確認してください。
出典
- 東北電力ネットワーク「系統の予想潮流等に関する情報」
- 新潟県・66kV以下の送電線予想潮流等一覧表(CSV、2026年8月28日作成)
- 同一覧表(PDF、全5頁、2026年8月28日作成)
- 送電線および変電所の予想潮流等に関する留意事項(2026年1月30日付、1頁)
2026年10月22日に公式掲載ファイルを取得し照合しました。集計はCSVの設備行を対象にし、設備番号の重複がないこと、PDFの全5頁に同じ設備番号が載ることを確認しています。